■PLAFIT®とは・植物由来の天然資源「ロジン」を原料に使用したプラスチック添加剤です。
・「ロジン」は分子内に嵩高い構造の疎水基とカルボキシル基の親水基から成るオリゴマーです。

■期待される効果・プラスチックの機械物性を維持して流動性を向上します。
・薄肉、低温、高分子量プラスチック、フィラー高充填のプラスチックの射出成形に適用できます。
・極性の異なるプラスチック同士、プラスチックとフィラーとの親和性を向上します。
・ポリマーアロイやフィラーを配合したプラスチック複合材料の物性を向上します。

■「PLAFIT®」の効果 (流動性向上) ・高分子量プラスチックやフィラー高充填のプラスチックは流動性が低く、成形性に課題がありました。
・「PLAFIT®」はプラスチックの機械物性を維持して流動性の向上が可能です。
・小型、薄肉部品の成形性向上や低温での射出成形への適用が期待できます。
・加工温度が高い変性ポリフェニレンエーテル、ポリアミドなど極性の異なる幅広いエンプラに適用できます。

■「PLAFIT®」の効果 (プラスチック同士の親和性向上) ・物性の向上を目的に異なるプラスチックを配合した複合素材の開発が進められています。
・「PLAFIT®」は異種プラスチックの親和性を向上させ、機械物性や水蒸気バリア性を発現します。
・プラスチックの性質に合わせたグレード選定が可能であり、幅広いニーズに対応した製品です。

■「PLAFIT®」の効果 (セルロース複合材の親和性向上) ・物性の向上を目的にポリオレフィンにセルロースを配合した複合素材の開発が進められています。
・「PLAFIT®」はポリエチレンとセルロースとの親和性を向上させ、機械物性を発現します。

■「PLAFIT®」の効果 (セルロース複合材の流動性向上) ・セルロース複合材では流動性が低いことが課題として挙げられます。
・「PLAFIT®」は他社相溶化剤と併用することで高い機械強度を維持し、流動性を向上します。