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アクリル水槽の概要、用途、原理などをご説明します。また、アクリル水槽のメーカー11社一覧や企業ランキングも掲載しております。
アクリル水槽とは、アクリル樹脂を材料として製造された水槽です。
アクリル樹脂とはアクリル系モノマー (メタクリル酸エステル、アクリル酸エステルなど) を重合して作られる高分子素材です。高い透明性、耐衝撃性、耐久性、耐熱性に優れています。
ガラス水槽は酸化鉄を含有していることから僅かにグリーンの色味を帯びますが、アクリル水槽は無色透明で光透過率が高く、板を厚くしても透明度を損なうこと無く鑑賞することができます。ただし、細かな傷がつきやすいことと、経年によって透明度が下がる場合があることには注意が必要です。
水槽の背面に黒や青などの着色アクリルを使って、水景を際立たせた意匠を制作することもできます。加工が容易なため、大きさ・形状共に様々な製品が製造され、利用されています。
アクリル水槽の使用用途は、主に以下の通りです。
アクリル水槽は、水族館の展示水槽として汎用されています。衝撃に強く割れにくいため、不特定多数の来場者の鑑賞にも安心です。水量の多い大型水槽では高い水圧がかかるため、水槽の板厚を厚くする必要があります。アクリル水槽を用いることで透明度の高い展示が可能です。
また、アクリル水槽は様々な形状の加工が可能なため、円柱水槽や台形水槽などの特殊な形状の展示水槽を用いることができ、意匠性の高い展示に活用されています。
アクリル水槽は、小規模な観賞用の水槽としても利用可能です。家庭用の小さなアクアリウム水槽のほか、ホテルや飲食店におけるインテリアの一部として活用されています。ガラス水槽に比べて軽量であることから、搬入・設置・お手入れなどの取り扱いを容易に行うことができます。
アクリル水槽は、研究用の観察水槽にも利用されています。大型のものから小型・薄型で持ち出しが可能なものまで様々な形状があります。水中観察だけでなく、昆虫や土中観察にも利用可能です。産業用途では、曲げ加工が容易である特徴を生かして、円筒形の酒造タンク、その他産業機器用円筒タンクなどに利用されています。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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