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剥落防止ネットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、剥落防止ネットのメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
剥落防止ネットとは、主にコンクリート壁材の剥落による事故を防止するための資材です。
建物や高速道路など、高架建設物を中心に使用されます。コンクリート建造物は経年劣化によって一部に剥落が起きる可能性があります。特に高架建造物などの高所からコンクリート片が落下した場合には大きな人的・物的被害が発生することが考えられます。剥落防止ネットは、このような事故を未然に防ぐため、予め取り付けておく製品です。
通常、ナイロンやビニロン、ポリエステル、ポリエチレンなどの高強力の合成繊維で製造されており、PVC被膜などの表面処理によって耐候性・難燃性・耐アルカリ性などの性質を示します。恒久的な対策ではないものの、30年以上の使用に耐える製品もあります。高強度である一方、カッターやはさみで容易に切断して加工することができ、壁、梁型、柱型、庇、パラペットなどのあらゆる構造部位の形状にフィットさせて施工することが可能です。
施工は、アンカーを打ち込んでネットを固定する方法で行われることが一般的であり、養生等が不要で短工期での施工が可能です。施工後も躯体の劣化状況を目視確認することが容易であり、ネットという特性から複雑な形状に対応することができます。
剥落防止ネットの使用用途は、主に以下の通りです。
剥落防止ネットは、RC構造、SRC構造のビルをはじめとする建設物に対して、経年を原因とするコンクリート剥落物の防護対策として使用されます。また、経年以外でも、地震などによって剥がれ落ちたタイル・コンクリート片の落下防止対策としても有効です。
オフィスビル、商業ビル、マンション、病院、教育機関など様々な用途の建物に使用されています。剥落防止ネットは超極細糸でできているため施工しても遠目には全く目立ちません。外壁の美観性を保持したまま剥落防止を行うことが可能です。
道路や鉄道においては、高架を中心に剥落防止ネットが使用されています。構造物の老朽化により発生するコンクリート剥落物や高力ボルトの落下物からの防護対策として有効です。
主な利用シーンには高速道路や自動車用道路の高架、道路脇斜面の法面、道路・鉄道の鉄骨構造橋脚、トンネルなどがあります。特に、高速道路の下を一般道が通っている場所など、第三者被害が発生しやすい場所での利用が多いです。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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