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ソフトカプセルについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ソフトカプセルのメーカー10社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ソフトカプセル関連企業の2025年2月注目ランキングは1位:株式会社三協、2位:株式会社シンギーとなっています。
監修:グリーンカプス製薬株式会社
ソフトカプセルとは、ゼラチンを主とする皮膜に成分を封入しているカプセルで、薬やサプリメント、化粧品などの様々な用途に利用され皮膜ています。さらに、そのままのみ込むのに加え、化粧品などで使い切り容器の代わりに上部をねじ切ったりして使用する場合もあります。
同じカプセルである「ハードカプセル」がキャップとボディの2ピースからできており、粉末をボディに充填してからカプセルに封入するのに対し、「ソフトカプセル」はカプセルへの内容液の充填と皮膜形成を同時にするため、カプセルの容積いっぱいに内容成分を詰めることが可能です。
ソフトカプセルの大きなメリットの1つが、成分の劣化を防げる点です。空気や光、酸素などが内容物に触れないため、品質を安定して販売できます。
さらに、見た目に高級感が出ることも、ソフトカプセルを使うメリットの1つです。様々な形状への加工ができ、透明感のある皮膜を使うことで美しい見た目の製品に仕上げることもできます。
ソフトカプセルの皮膜に使われる原料には、動物性と植物性の2種類があります。動物性原料にはゼラチンが使われることが多く、生分解性が高いです。一方、植物性原料には加工デンプンや海藻などが採用され、動物性と比較しニオイが少ないのが特長です。
ソフトカプセルは主に薬剤に使用されます。以下はその用途の一例です。
医薬品の分野では内容物の劣化防止や飲みやすさの向上を目的として、ソフトカプセルが幅広く採用されます。
さらに、錠剤と比較すると、皮膜により内容成分を光、酸素、湿度等から保護しやすい性質があり、このような製品での製剤開発には利点があります。皮膜によって味や刺激の強い物質を包み込み、服用時の負担を軽減することも可能です。
健康食品やサプリメントにおいて、酸化しやすい脂溶性ビタミンやオメガ3脂肪酸といった油性成分の封入にソフトカプセルが重宝されます。
さらに、ソフトカプセルは粉末や顆粒よりも手軽に摂取できるため、忙しいなかでも手軽に栄養を補給したい利用者から支持を集めています。
ソフトカプセルは獣医療の分野で、動物向け医薬品に使われることがあります。動物は味やニオイに敏感なため、薬剤を皮膜で包むことで拒絶反応を抑制することが可能です。
本記事はソフトカプセルを製造・販売するグリーンカプス製薬株式会社様に監修を頂きました。
グリーンカプス製薬株式会社の会社概要はこちら
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。