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HDD物理破壊装置についての概要、用途、原理などをご説明します。また、HDD物理破壊装置のメーカー7社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。HDD物理破壊装置関連企業の2024年12月注目ランキングは1位:日東造機株式会社、2位:株式会社フジテックス、3位:ナカバヤシ株式会社となっています。
監修:アドバンスデザイン株式会社
HDD物理破壊装置とは、ハードディスクドライブを物理的に破壊して、中に保存されているデータを読み取れないようにする機器です。
高圧でHDDを潰したり、細かく粉砕・破砕したりすることで記憶メディアを破壊します。
物理破壊は、あくまでメディアを破壊することでデータの読み出しを困難にするデータ抹消方法であり、データ消去ソフトによる上書き消去(ソフトウェア消去)や磁気データ消去とは異なり、記録されたデータが消去されているわけではない、という仕組みについては理解しておく必要があります。見た目から安心が得られるという点が大きなメリットと言えるでしょう。
世界的なデータ消去に関するガイドラインなどでは、本来必要な破壊の程度について記載されているものもあります。NISTやNSA(アメリカ国家安全保障局)の文書を参照してみるのも良いでしょう。
HDD物理破壊装置の中には、装置1台で、SSD(ソリッドステートドライブ)や、SDカード/USBメモリなどのフラッシュメモリ、LTOなどの磁気テープ等、複数メディアに対応した装置もあります。
HDD物理破壊装置は以下の用途で使用されます。
IT業界では大規模なデータセンターやクラウドサービスプロバイダがHDDやSSDを廃棄する際に、HDD物理破壊装置を活用します。大量のデータを扱うため、日々発生する故障ドライブの処理や、使用済みのハードディスクが安全に廃棄されることが重要です。
機密性の高い企業データや顧客情報が保存されていることが多いため、特に厳重なデータセンターでは、磁気データ消去を行うことでデータを確実に消去し、併せて物理的な破壊を行うことで見た目でも判断できるようにするなど、セキュリティ事故を未然に防ぐ体制を整えているところも多く存在しています。
銀行や証券会社及び保険会社などの金融機関では、取引履歴や顧客の個人情報を取り扱うため、非常に高いレベルのデータ保護が求められます。特に個人情報や金融取引に関するデータは、漏洩があれば大きな法的責任や信頼失墜につながります。
金融業界では、HDD物理破壊装置を用いてデータを物理的に破壊することで、使用しなくなったHDDからの情報漏洩を防ぎ、顧客データを確実に守ることができます。
医療機関では患者の個人情報や診療記録をHDD内に保存することも多いです。これらのデータは非常にセンシティブであり、漏洩すると重大な法的問題を引き起こす可能性があります。HDD物理破壊装置を使用することで、機密性の高い医療データを確実に破壊し、廃棄後の復元リスクを排除できます。
HDD物理破壊装置は、HDDの内部構造を物理的に破壊することによってデータを抹消する手法です。あくまで破壊することでデータの読み出しを不能とさせることを目的としているため、ソフトウェア消去(上書きデータ消去)や磁気データ消去などのデータ消去機器との使い分けが重要です。
HDDのデータはプラッタと呼ばれる円盤に磁気的に保存されます。物理破壊装置はプラッタやその他の重要な部品等を物理的に破壊し、データが復元できないようにする仕組みです。
多くで採用されている機構は、油圧ポンプ等でHDD本体を変形させたり、ピンを用いてHDDに圧力で穴をあける穿孔タイプで、プラッタやモーターなど内部の構造を損傷させます。圧力を加え、ディスクが変形し、プラッタが割れたり歪んだりすることで、データの保存されている記録面やSSDではチップ等が物理的に破壊され、データの読み出しを極めて困難にする仕組みです。
HDD物理破壊装置を選ぶ際は、以下を考慮することが重要です。
データが保存されている破壊対象の記憶メディアには様々な種類があり、どの方法が適しているかはメディアによって異なります。また、破壊の度合いと処理するHDDの量に応じて選択することが重要です。
物理破壊装置には、HDDだけではなく、1台でSSDやその他の記憶媒体など複数種類のメディア破壊にも対応できる装置があるので、特にSSDの破壊が必要な場合には対応メディアの確認も必要です。
大量のHDDを破壊する必要がある場合、速さや効率性も大きな要素です。特に大規模施設やデータセンターでは、処理スピードが重要になります。1時間に処理できる量など、どれだけHDDを迅速に処理できるか確認が必要です。一方で、電動式ではない手動でメディアを破壊できる装置もあります。量がさほどない場合には、価格重視で手動式を検討するのもいいでしょう。
自社内で部門をまたいで機器を使用するような場合や、エンドユーザー向けにデータ抹消のサービスを行っているような業者の場合には、機器の重量を含め、可搬性が大変重要な要素となってきます。軽量設計の装置や、可搬性に優れたキャリーケースなどの有無も確認が必要です。
長期間にわたって安定して使用できる、耐久性の高い装置を選ぶことが大切です。また、定期的なメンテナンスが必要な場合もあるため、メンテナンスが簡単なこと、あるいは一定期間の保証期間を設けているなどサポートがしっかりしていることも確認する必要があります。
本記事はHDD物理破壊装置を製造・販売するアドバンスデザイン株式会社様に監修を頂きました。
アドバンスデザイン株式会社の会社概要はこちら
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年12月の注目ランキングベスト7
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日東造機株式会社 |
27.6%
|
2 | 株式会社フジテックス |
27.6%
|
3 | ナカバヤシ株式会社 |
13.8%
|
4 | アドバンスデザイン株式会社 |
10.3%
|
5 | 株式会社創朋 |
6.9%
|
6 | カッティングエッジ株式会社 |
6.9%
|
7 | 株式会社日本パルス技術研究所 |
6.9%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年12月のHDD物理破壊装置ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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