全てのカテゴリ
閲覧履歴
ダインペンについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ダインペンのメーカー6社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ダインペン関連企業の2024年11月注目ランキングは1位:大道産業株式会社、2位:株式会社大興製作所、3位:シグマ光機株式会社となっています。
監修:大道産業株式会社
ダインペンとは、物体の表面のぬれ特性 (表面張力、ダインレベル) を簡易的に図るためのペンです。
テンションチェッカー、ぬれ性チェックペンと呼ばれる場合もあります。ダインレベルとは、物体表面の接着性を表す指標です。ダインペンを用いることにより、インク、ニス、プライマーなどがプラスチックや金属などの素材表面にどれだけ接着するかを測ることができます。蛍光ペンのように手軽に塗って確認できることが特徴です。
ダインペンは、様々な物質の表面張力やぬれ特性を測定したり、表面エネルギーの値を測定するために使用されます。主な用途例は下記の通りです。特に、印刷・塗装・接着が必要となる産業分野で多く使用されます。
これらが行われる主な分野には下記のようなものがあります。
濡れ性とは、液体と固体表面の親和性です。液体が固体表面上で分子間力の作用によって均一に広がる現象を「濡れ性が高い」と評価します。
濡れ性には表面張力が関係しており、主に液体と固体の表面エネルギーによって決まります。液体が固体表面上で広がるための条件は、液体の表面エネルギーが固体の表面エネルギーより小さいことです。すなわち、固体の表面エネルギーは高ければ高いほど濡れ性が高くなります。表面エネルギーはダイン数と呼ばれる場合もあり、その単位は、SI単位系でmN/m (ミリニュートン毎メートル) 、CGS単位系でdyn/cm (ダイン毎センチメートル) が使用されています。
このような指標である濡れ性は、インクやのり・ニスなどが、プラスチックや金属の表面にどれだけ接着するかを測ることに用いられます。
ダインペンは、測定するダイン数ごとにペンが用意されており、離散的にダイン数を測定することができます。使い方の概要は下記の通りです。
ダインペンの成分としては、ホルムアミドが用いられることが多いです。一方で、非毒性・非刺激性の観点からホルムアミドを含まないダインペンも販売されています。
ダインペンは、異なるダイン数のペンが4本〜8本前後のセットで販売されていることが一般的です。30番台や40番台のダイン数のペンが最も汎用されますが、50番台や60、70も販売されています。
インクカラーは、赤、青、緑などがあり、通常の容量 (50mLなど) のペンタイプの他、使い切りの少量タイプ (10mLなど) もあります。ホルムアミドなどを含まない非毒性・非刺激性の製品もありますが、キシレンやホルムアミドなどの有機化合物を含むものでは製品安全データシート (SDS) を確認することが必要です。
本記事はダインペンを製造・販売する大道産業株式会社様に監修を頂きました。
大道産業株式会社社の会社概要はこちら
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年11月の注目ランキングベスト6
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 大道産業株式会社 |
39.6%
|
2 | 株式会社大興製作所 |
20.9%
|
3 | シグマ光機株式会社 |
16.5%
|
4 | arcotest GmbH |
9.9%
|
5 | スペースシステムズ株式会社 |
8.8%
|
6 | Shenzhen HeFengJiaDa Technology Co., Ltd. |
4.4%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年11月のダインペンページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
フィルム、金属などの表面処理後に濡れ張力を検査するペンです。印刷、特殊コーティングなどの処理前に表面張力が正しい値に収まっているかどうかを確認する...
2024年5月27日