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サイザーについての概要、用途、原理などをご説明します。また、サイザーのメーカー7社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
サイザーとは、収穫し出荷する農作物の形状や大きさを選別する機械もしくは器具のことです。
野菜選別機とも呼ばれ、英語では「sizer」と綴ります。サイザーを使用すると、大きさにばらつきがある農作物を規格のサイズごとに出荷することができるため、サイズに応じた単価をつけられます。
段ボールや規格袋で農作物を全国に出荷する農家は、よりメリットが大きいです。また、サイズをそろえて出荷することにより、見た目がよくなり農作物の品質の向上にもつながります。サイザーの形状や大きさ、機械の素材などはさまざまです。基本的な構造は端に農作物を入れるホッパーがあり、そこからコンベアなどが選別エリアまでつながっています。
選別エリアで大きさごとに仕分けられた農作物を受け取るコンテナなどがその下部に設置されています。また、選別機にはセンサーなどが搭載されていて、農作物の品質や糖度などの選別をおこなえる種類もあります。サイザーは大きさだけの選別機なので、構造もシンプルでその分導入の際の価格が抑えられることが特徴です。
サイザーを使用する目的は大きく2つあります。
サイザーを使用する目的の1つ目が、農作物の選別作業の省力化です。農作物を大きさごとに選別する作業を人の手で行うと、そこに労働力を費やす必要があります。
しかし、機械でも代用可能な作業なので、サイザーで行うと従来そこで作業していた労力を違う作業に費やすことができます。作業の効率性が向上するだけでなく、さらに人手不足解消に大きく貢献します。
サイザーを使用する目的の2つ目は、農作物の選別作業による大きさのずれにより生じる集荷のロスを減らすためです。人の手により選別作業を行うと、どうしても大きさのずれが出てしまい、規格の段ボールや袋に規定の数農作物が入らない場合があります。
農作物が入らなかったり多く入ったりすると、出荷時のロスになる可能性が高いです。サイザーは選別の規格が一定なので大きさにずれがありません。そのため、ロスを減らすためにサイザーが使用されています。
サイザーの形状の違いにより、大きく2種類に分けられます。
回転ドラム式のサイザーは、規格ごとの穴が空いたドラムの上を農作物が転がり、規格の穴に落ちてサイズを分類する仕組みです。選別部分の構造は、規格穴の大きさが違うドラムどうしが横並びになっており、そのドラムが回転しています。
小さい規格穴から徐々に大きい規格穴に農作物が進んでいき、小さいサイズの農作物から順に選別されます。ジャガイモや玉ねぎなど形状が球体に近く、一斉に収穫される農作物や、レモンやアボカドなど形状が球体に近く、比較的皮の固い農作物などの選別に適しています。
ローラー式のサイザーは、徐々に広くなっていく隙間を農作物が転がり、農作物の大きさが隙間の幅を下回ると落下して選別される仕組みです。選別部分の構造は、左右2本のローラーが徐々に広がっています。
このローラーに斜度がついているため、農作物が転がり小さいサイズの農作物から順に選別されます。ミニトマトやイチゴなど、比較的小さめの農作物に適しているタイプです。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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