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聴診器についての概要、用途、原理などをご説明します。また、聴診器のメーカー4社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
目次
聴診器 (英: stethoscope) とは、物体の表面に接触させて内部に生じる可聴域の伝導音をチューブで聴く道具です。
医療では聴診の道具の一つとして発達し、臨床医療の現場で心臓や血管が発する音を医師や看護師が聴く際に使用します。医療現場ではステートと呼ばれる場合も多いです。
どの分野でも利用可能なバランスの取れた高性能タイプは医学生や看護学生時代から長く愛用できます。グレードの高いタイプは付属のアダプターを付け替え、小児用として対応可能です。
聴診器の使用用途は次の通りです。
看護師や介護士は聴診器を血圧測定に使用します。シングルサイドはコンパクトで腕帯に挿入しやすく、ダブルサイドは卵型のチェストピースなど腕帯に挿入可能なタイプもあります。
正常音や異常音が高調音に属するため呼吸音を聴診する際にはダイアフラム面で聴診します。肺胞音や副雑音などの小さな音は聴き取りにくく、状況に合わせてダブルサイドが必要です。
心臓音の聴診では高調音と低調音の両方を聴き取ることが必要であり、ベル面やダイアフラム面を使い分けることが重要です。異常音や雑音はとても小さく、慎重に聴き取る必要があり、ダブルサイドの微弱な音を聴く性能に優れた高性能機が向いています。
2チャンネル構造の両耳で聴き取れるステレオタイプの聴診器は従来のモノラルタイプと比べて音の時間差や広がりが立体的に聴こえます。大動脈弁疾患の逆流性雑音の方向性が聴き取れることも利点です。周囲の雑音を減らしながら微弱な音を聴き取る電子聴診器も普及しており、データを録音してパソコンに取り込めます。
消化器系ではダイアフラム面を用いて腹部の動脈音や腸蠕動音を聴きます。腹部の聴診は聴き取りやすく判断が容易なため、一般診療用のシングルサイドの聴診器で聴き取れます。不規則な蠕動音や雑音を聴き分け可能な性能が必要です。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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