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かき殻肥料についての概要、用途、原理などをご説明します。また、かき殻肥料のメーカー4社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
かき殻肥料とは、炭酸カルシウムを主成分とする農業資材です。海から得られる資材であるため、ミネラルを豊富に含んでいます。
肥料にする段階で塩分を取り除いているものを使用すれば、農場の塩害も防げます。適切に除塩されているかき殻肥料を使用すれば、降雨がないため塩害が発生しやすい施設栽培でも活用可能です。
即効性はありませんが穏やかに効果を発揮するため失敗しにくく、石灰肥料の中でも非常に扱いやすいという特徴があります。
かき殻肥料には、土壌の物理性と化学性を改善する効果があります。この効果を活かし、かき殻肥料は以下のような用途で使用されています。
かき殻肥料の主成分である炭酸カルシウムは、土壌をアルカリ性にする効果があります。酸性化した土壌に施用すれば、土壌を適切なpHに調節することが可能です。
酸性化した土壌では、土壌のアルミニウムが活性化されるため、生育不良や生育不能などの問題が発生するリスクが高まります。日本の農場では、石灰を適切に施用しなければ酸性化する場合が多くあります。酸性化を防ぐ一つの手段として、かき殻肥料の施用は有効です。
かき殻は、微量栄養素が豊富な海から取られるため、以下の栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素が土壌に供給されることにより、作物の生育を促進し、収穫量や品質を向上する効果が期待できます。実際に、かき殻肥料を施用した土壌では、根張りがよくなるなどの生育改善を図れることがわかっています。
また、かき殻肥料は自然から得られる肥料のため、自然農法でも利用できます。
かき殻が持つ構造は、土壌の物理性を改善することが可能です。かき殻は多孔質構造を有しているため、土壌の通気性や透水性を向上することができます。
砂質の土壌に逆効果になることもありますが、粘土質の土壌にかき殻肥料を施用すれば土壌物理性の改善が期待できます。土壌の物理性が改善すれば、微生物の活動を活発にするなど、土壌の生物性を改善することにもつながります。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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