レスキューボード

レスキューボードとは

 

レスキューボードは、ライフセービングの代表的な水難救助器材の1つです。

要救助者のところへ一早く向かう事ができ、救助時に有効なストラップが両サイドに付いている為、溺者を素早く乗せる事可能です。

海上での移動方法は、『ニーパドル』と呼ばれる方法でボードに正座する格好で乗り両手の手のひらで水をかきながら進みます。また、海が荒れている時は『ストロークパドル』という腹ばい状態で水をかきながら進む泳法があります。

ボードの構造は内部に発泡剤が詰まっています。外皮は主にFRPです。サーフボードよりも丈夫で耐久性があります。大きさは3.2mで重量は約10㎏となっています。色も赤と黄色が基本のため目立ちます。

レスキューボードの使用用途

レスキューボードは主に海岸から離れた場所での救助や、海上パトロール時に利用されます。また、トライアスロンやオープンウォータースイム等のイベントパトロールとしても活用されます。

トレーニングを積むことで、泳ぐよりも簡単に波を越え、スピードも泳ぐより速いため、要救助者を安全な場所まで運ぶことが可能です。一度に大人10人がつかまることができる浮力があるため、大人数が海面に投げ出された場合にも使用できます。

水上バイク (PWC) 等のエンジンなどの動力を持たないため排気ガスは出ません。安全に要救助者に近寄れる利点も特徴です。ただし、遊泳者が多くいる場合は傷つけてしまう恐れもある為、状況に応じた使用が求められます。

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