アウトリガーカヌーとは
アウトリガーカヌーとは、細長い艇体に安定性を増すためにカヌー本体の両脇か片脇にアウトリガーと呼ばれる浮が取り付けられたものです。
アウトリガーカヌーは一般的な一人乗りのカヌーとは違い、六人乗りのマリンアクティビティです。よってカヌー自体が大きくて重く、大勢の仲間が集まらなければ漕ぐことも出来ないことから、アウトリガーカヌーはクラブスポーツだと言われています。
昔の人たちにとってアウトリガーカヌーは太平洋からインド洋にかけての移動や漁などの大切な手段でした。現在では一切の動力を使わないで、一緒にカヌーに乗っている仲間たちを信じて自分の命を預け、自然を尊重するといったスピリチュアルな部分を兼ね備えたスポーツとなっています。
アウトリガーカヌーの使用用途
アウトリガーカヌーの使用用途として、昔は移動手段や漁として使われてきました。しかし技術の進歩により、現在は主にスポーツや競技が盛んとなって、ハワイやタヒチをはじめ世界に広く普及と発展をしています。競技の種類は多種多様で、500メートルのスプリントレースや50キロメートル以上の長距離レース、更に島々を何日もかけて渡る100キロメートル以上のレースなど幅広いレースが世界中で行われています。
また競技だけでなく、家族やカップル、友達同士などでのんびりとアウトリガーカヌーを体験できるアウトリガーカヌーツアーを行っている所もあります。またアウトリガーカヌーを教えてくれる教室やスポーツクラブも展開されています。