センターサイディングとは
センターサイディングとは、表面材及び裏面材に、断熱材を一体にして成型した、高機能金属製外壁材のことを言います。
センターサイディングは、非常に耐断熱性に優れ、また非常に高い耐久性を誇る、3層構造の外壁材です。
表面材には、塗装耐食性GLめっき鋼板(溶融55%アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板)、断熱材には硬質ウレタンフォームもしくはイソシアヌレートフォーム、裏面材には輻射熱を反射するアルミラミネート加工紙が用いられています。
センターサイディングの使用用途
センターサイディングは、金属製外壁材で、住宅や会社の建物の外壁に用いられ、新築時や、リフォーム時に採用されることが多いです。
金属製の外見は、和風の住宅にも、洋風の住宅にも馴染みます。
センターサイディングは18mm程度の厚みを誇り、これは芯材である断熱材によるものであり、高い断熱性、遮音性に優れていて、住宅用途に特に適していると言えます。
センターサイディングの原理
センターサイディングの表面材の塗装高耐食GLメッキ鋼板のメッキ層は、亜鉛がリッチな層が、アルミニウムがリッチな層を、網目状に囲い込んだ構造をしています。
こうすることにより、亜鉛の犠牲防食作用及び、アルミニウムの不動態保護作用を最大限に機能させることによって、メッキ層の組成で、非常に優れた耐食性を発揮可能にします。
表面材の塗装高耐食GLめっき鋼板は、鋼板の端部においても、高い耐久性を発揮可能です。
一方で、センターサイディングに用いられている断熱材は、断熱性及び遮音性に優れた硬質ウレタンフォーム及びイソシアヌレートフォームです。
この断熱材と、裏面材のアルミラミネート加工紙が実現する、輻射熱を反射させる機能が合わせて作用することで、高い断熱性を発揮可能にします。
更に、断熱材が入るセンターサイディングは、重ね張りリフォームすることで住宅の機密性も高めることが可能で、遮音性に関しても有利です。
重ね張り工法による、センターサイディングのリフォームでは、既存の外壁と新しいセンターサイディングの外壁の2重構造によって、より高い断熱性や、耐久性や、遮音性を得ることが可能になります。
参考文献
http://www.nichiha.co.jp/center-siding-roof/centerSiding.html#about