単水栓とは
単水栓は、一般的に広く利用されている水栓です。ハンドルを右に回転させることで、水量を調節して出すことができます。単水栓は水かお湯のどちらか一方を出す水栓で、両方を出すことはできません。お湯と水を混合して出す場合には混合栓が使用されます。
シンプルな構造の単水栓は、意外といろいろな種類があります。種類によって吐水口を可動できる範囲が異なったり、吐水口の位置が異なります。厨房用など用途に応じて使いやすいものを選択します。
単水栓の使用用途
単水栓はシンプルな蛇口の構造なので、水栓が設置されている場所であればどこでも広く利用されています。構造が単純で修理が行いやすいという利点があり、特に公共の場所でよく見かけます。学校や図書館、プールといった施設、公園など屋内外で蛇口用途として使用されています。飲食店の厨房も単水栓が使用されている場所が多いです。
昔は家庭のキッチンや洗面所でも単水栓がありましたが、最近は混合栓が多いです。洗濯機の水栓には単水栓が使われます。
単水栓の原理
単水栓は、ハンドル、ハンドル上部のカラービス、カバーナット、スピンドル、水栓コマ、吐水口に分かれます。
ハンドル根本からの水漏れは、カバーナットの内部のパッキンの劣化原因が考えられます。水栓コマからの水漏れには、パッキンの劣化の場合が多いです。パッキンのみの交換か、水栓コマを交換します。内部にはもっと多くの部品が使用されています。
単水栓の種類は様々ですが、取り付け方で分けると、壁に取り付ける横付きと台に取り付ける立て付きがあります。
- 横付きの種類
横水栓は最も一般的な水栓です。万能ホーム水栓は、吐水口を360°回転させることができます。自在水栓は、横方向に動かすことができ、厨房などで使用されています。カップリング付き水栓は、ホースがつなぎやすいようにカップリングがついています。家庭では洗濯機につなぐことが多いです。 - 立て付きの種類
立水栓は洗面台などに使用されます。プッシュ式で自動で停止する機能がついているタイプや自動で作動するのセンサー付きの自動水栓もあります。
参考文献