フェイスシールド

フェイスシールドとは

フェイスシールドとは、顔全体を覆い飛まつや異物の付着を防ぐための製品です。

透明な樹脂製のシールド部材を用いて、目や口・鼻を物理的に覆うことで、会話や作業中に発生する飛まつや液体の侵入を抑えます。フェイスシールドは、透明シートと装着用のバンドやフレームで構成されます。顔との間に空間を確保できる構造のため、呼吸や会話を妨げにくく、長時間の着用でも負担を抑えやすい点が特長です。

多くの製品は軽量な設計で、マスクや保護用の眼鏡と併用できる形状になっています。使い捨てタイプと再利用が可能なタイプがあり、衛生面の管理の方針や使用する頻度に応じて選ばれます。また、視界のゆがみを抑える加工や、曇りを防ぐ処理が施された製品もあり、作業の安全性と快適性を高める目的で使用されます。

フェイスシールドの使用用途

フェイスシールドは、主に以下のような用途で使用されています。

1. 医療や介護の現場

診察や処置・介護をする際に、患者からの飛まつが顔に付着することを防ぐ目的で使用されます。マスクと併用することで、目や顔全体への飛まつ対策を補助します。

2. 製造現場や作業現場での保護

加工や組み立て作業において、粉じんや飛散物が顔に当たることを防ぐために使用されます。保護用の眼鏡では覆いきれない範囲をカバーできる点が特長です。

3. 接客や対面業務での飛まつ対策

窓口の対応や対面で案内する業務において、会話時に発生する飛まつへの配慮として使用されます。表情が見えるため、相手との円滑な意思の疎通を保ちやすくなります。

4. 教育や研修の実習時

特に化学実験や医療現場での実習をともなう授業において、複数の参加者が会話した際の飛まつや液体の付着を防ぐ目的で使用されます。着脱が簡単で、短時間の使用にも適しています。

5. 衛生管理が求められる環境

食品加工や清掃の作業など、顔へ異物が付着するのを防ぐ必要がある現場で使用されます。作業時の衛生面の管理を補助する目的で導入されています。