フラップシール

フラップシールとは

フラップシール (英: flap seal) とは、接着剤を使わずに保護し、隙間をふさいでくれるゴムや樹脂でできたシール材です。

扉やパーテーション廻りにクッション性のあるフラップシールを装着して、人が怪我しないように保護にも役立てられており、「トリムシール」や「エッジシール」とも呼ばれています。

フラップシールの使用用途

フラップシールは、建機や農機、特殊車両、介護・福祉機器などの分野でも利用されています。

建築分野では、建具の周辺保護や外部からの埃や塵の侵入を防ぐ目的に使われています。産業分野では、機械扉の開閉時の緩衝材や、板金や鉄板のエッジを保護して怪我をしないように安全対策としても利用されます。

そのほか、電車の窓枠や配電盤等の扉の防塵用ゴムパッキン、配線の保護などで使用されています。

フラップシールの特徴

フラップシールは、様々なタイプのものがあり、使用用途や環境によって取り付けるものを選定する必要があります。

「tpe (英: thermoplastic elastomer) 」は、熱可塑性エラストマーと言われ、樹脂としての特性とゴムのような特性を併せ持つため、加工が容易かつリサイクル可能で環境にやさしい材質です。また、耐油性に優れた耐油tpeと呼ばれる素材は、機械加工現場の使用に適しています。

pvc (塩化ビニール) やepdm (エチレンプロピレンゴム) などを使ったものも製作されています。pvcは難燃性や耐候性に優れ、epdmはクッション性に優れた素材として知られています。

そのほか、アルミの芯金が入ったものは、接着剤がなくても簡単に取り付けできるため重宝されます。

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