PCライフサイクル管理サービスとは
PCライフサイクル管理サービスとは、PCの導入から廃棄までを一元管理する受託サービスです。
LCM「 ライフサイクルマネジメント (Life Cycle Management) 」サービスとも呼ばれ、企業などで利用する多数のPCの購入計画から、使われなくなったPCのデータ消去と廃棄に至るまで、PCの一生に関わる全ての工程を効率的に管理するために導入されます。個々の従業員に合わせた初期設定を行うキッティングから、日々での運用におけるソフトウェアの更新やトラブル対応なども合わせて実施します。
このサービスを利用することで、情報システム部門の担当者が行っていた管理業務を減らすことが可能です。さらに、全社のPCの状態を常に正確に把握できるため、統一されたセキュリティ対策を徹底しやすくなります。
PCライフサイクル管理サービスの使用用途
本システムは以下のようなシーンにおいて使用されます。
1. 大企業
数千台規模のPCを保有する大企業では、全社のPCを統一された基準で管理し、統制を効かせるためにシステムが利用されます。一台ずつ手作業で初期設定を行うのではなく、システムを通じて数百台のPCにOSや業務アプリケーションを自動で一斉に展開することが可能です。また、全PCのソフトウェア更新やセキュリティパッチの適用を中央から一元的に行うことで、組織全体のセキュリティ水準を高く維持します。
2. 中小企業
中小企業ではIT担当者が不在の場合も多いです。PCライフサイクル管理サービスを導入することで、これまで手作業で行っていたソフトウェアのインストールや更新作業、PCの資産台帳の作成といった定型業務の多くを自動化できます。少ない人数でも効率的にPCを管理することが可能です。
3. 教育機関
生徒や教員が使用するPCやタブレット端末の管理台数が急増しています。PC-LCMサービスは、これらの端末のキッティング (初期設定)、運用・保守、故障時の代替機手配などを効率的に行うために利用されます。