小判抜き袋とは
小判抜き袋とは、袋の上部に楕円形の穴を開けて持ち手にした手提げ袋です。
持ち手の形が、江戸時代の金貨である小判に似ていることから、小判抜き袋という名前で呼ばれています。持ち手と袋本体が一体となったフラットな形状が特徴です。凹凸が少ないため、在庫として保管する際にかさばらず、省スペースで管理できます。
ポリエチレンなどのフィルム素材が主流ですが、紙製の製品も存在します。フィルム素材の場合、柔らかくしなやかで光沢のあるタイプや、少し硬めでパリッとした質感のタイプなど、用途に応じて様々な種類から選ぶことが可能です。また、持ち手部分の強度を高めるために、補強用のパーツを穴の周辺に取り付けた製品もあります。
小判抜き袋の使用用途
小判抜き袋は以下のような用途で使用されます。
1. アパレルショップ・雑貨店
小判抜き袋は、アパレルショップや雑貨店などでショッピングバッグとして広く利用されます。衣類や書籍、化粧品といった、比較的軽量で平らな形状の商品との相性が特に良いでしょう。袋の表面が平らで広いため、ブランドのロゴやオリジナルのデザインを大きく、そして鮮明に印刷できるのが大きな魅力です。洗練されたデザインを施すことで、単なる商品袋としてだけでなく、ブランドイメージを高める広告塔としての役割も果たします。
2. 展示会・イベント
展示会や企業説明会などのイベント会場で、資料やノベルティグッズを配布する際の袋としても適しています。A4サイズのカタログやパンフレットなどをすっきりと収められます。複数の企業ブースを回って資料を集める来場者にとって、コンパクトにまとめられる小判抜き袋は重宝される手提げ袋でしょう。
3. 公共施設
オープンキャンパスや地域の説明会などで、学校案内や募集要項などをまとめて手渡す際にも活用されます。教育機関や公的機関が配布する資料は信頼性が求められるため、シンプルで誠実な印象を与える小判抜き袋は適した選択肢の一つです。丈夫な素材を選べば、書類や冊子など、ある程度の重さがある資料を入れても安心して配布できます。