レーザー結晶

レーザー結晶とは

レーザー結晶とは、レーザー光の生成に用いられる、ルビー、サファイア、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)などが代表的な人工的な結晶です。

主に励起と放射の2つの方法でレーザー光を発生させます。まず、レーザー結晶に外部エネルギーが供給され、活性物質の電子が励起状態になります。励起された電子が基底状態に戻るときに、光子としてエネルギーを放出します。この光子がレーザー光となります。

医療ではレーザーメスやレーザー治療に使用され、産業ではレーザー加工やレーザー溶接に利用されます。また、科学研究ではレーザー分光やレーザー顕微鏡に、通信では光ファイバー通信に、情報処理では光ディスクに利用されます。