火炎防止装置

火炎防止装置とは

火炎防止装置とは、可燃性ガスや蒸気、粉塵などの燃料が存在する場所での火災の発生を防止または延焼を防ぐための装置です。

火災の発生を未然に防ぎ、人命や財産の被害を最小限に抑えることが挙げられます。工場、プラント、地下街などで広く利用され、検知部、制御部、消火部、遮断部の部品から構成されています。基本的な動作原理としては、火災の発生を検知した検知部が信号を送り、制御部が消火部や遮断部に指令を送り、これによって火災を消火または遮断する仕組みです。

火災防止装置には、遮断型と消火型の2つの基本タイプがあります。遮断型の火炎防止装置は、燃料の流路や火源を遮断することで火災の発生を防止または延焼を防ぎます。一方、消火型の火炎防止装置は、火災を消火することで火災の被害を抑えます。さらに、水噴霧型、泡消火型、粉末消火型、ガス消火型、遮断弁型、防火シャッター型などの種類があり、設置場所や用途に応じて適切なものを選ぶことが重要です。