タラップボードとは
タラップポードとは、梯子のタラップ部と、布板と言われるボード部で構成される足場に用いる建材です。ボードは、作業者が行き来できるように、開閉するハッチが付いています。梯子は、長さを自由に調整できるため、適切なボード高さにセットすることができます。また、現場の状況に合わせて、ボードに対して4方向のいずれにも設置することができます。
ハッチの開閉では、片手での操作が可能です。また、シャフトを操作するだけで、容易に開閉 の解除・ロックが行えます。タラップボードの梯子部を布板の裏面に収納できるため、運搬、保管に邪魔になりません。また、アルミ製で軽量化した仕様もあり、持ち運びが簡単です。
タラップボードの使用用途
タラップボードは、主に足場が組まれた工事現場に用いられます。人の出入りはハッチ部で行うため、足を滑らせて落下したり、ハッチを開く際に手に持っていた荷物を落としても、下のボードに留まるため安全です。よって、高所作業に重宝されています。
また、片手でハッチの開閉が可能であるため、荷物を運搬する際も煩雑な操作が不要です。タラップボード本体は、軽量で持ち運びが容易なため、駅やビルなどの大型の建物の建築、改修工事にもよく用いられています。