セランガンバツ

セランガンバツとは

セランガンバツとは、東南アジアのインドネシア、マレーシアに生育するフタバガキ科の広葉樹です。

強度と耐久性に優れ、ウッドデッキに最適な木材です。耐久性が高く、非常に硬く、腐りにくい特性を持っています。このため、様々な気候条件下で使用されることができ、害虫や菌に対しても抵抗力があります。原木の供給量は他のハードウッドより遙かに多く、入荷が安定していることや大断面の材を採り易いことから、この数年で流通量が大幅に増加しています。定尺サイズとしては大型の3m、4m級が潤沢に採取できることも魅力の一つです。

セランガンバツの使用用途

セランガンバツは、その特徴的な濃い茶色の色合いや硬さ、耐久性から、さまざまな用途で利用されています。

建築材料として広く利用されており、主にデッキ材として広く認知されています。また、外壁や屋根、サッシ枠、床材などに用いられます。その高い耐久性と防腐性から、特に野外での使用に向いています。

セランガンバツの特徴

セランガンバツは、主に屋外のデッキやベランダの床材、ウッドフェンスとして使用される木材です。

耐久性が高く、腐食、虫害、カビに対して非常に強く、劣化による形状変化もないです。また、高い寸法安定性をもっており耐久年数が非常に長いとされています。色合いも美しく、深い赤茶色が特徴的で色合いが経年変化で深まります。

セランガンバツの主な特徴は下記の通りです。

長所

セランガンバツは、デッキ材としての利点が多くあります。耐久性は他のデッキ材に比べて優れており、水や紫外線、腐食、さらには虫やカビに対して非常に強く、長期間使用することができます。また、非常に硬く耐久性があるため、デッキ上での日常的な使用に対しても十分な耐性を持っています。塗装などのメンテナンスをしなくても長持ちします。

自然のオイルを含んでいるため、表面が滑りにくく、安全に使用することができます。美しい色合いと質感を持っているため、デッキの外観を美しく仕上げることが可能です。

同じデッキ材として好まれる、イペやウリンよりも軽量で、加工がしやすい特性もあります。ハードウッドッと呼ばれるデッキ材や、ウッドフェンスにつかわれる樹種の中でも抜群の供給量があり、価格や品質の安定供給が可能な種類の木材です。ホームセンターなどで手に入れることができ、DIY用の材料として人気があります。

短所

セランガンバツのデッキ材としての短所は、価格が高いことです。セランガンバツは希少な木材の一種であるため、その価格は比較的高価であることが多いです。

また、非常に硬く加工が難しいため、取り扱いには専門的な技能が必要とされます。丸太の都合上、ピンホールと呼ばれる虫食いの小さなが穴が開いている場合もあります。これらの要因から、セランガンバツをデッキ材として使用する場合は、高価な投資となる可能性があるため、注意が必要です。

セランガンバツの選び方

セランガンバツを選ぶ際には以下のような観点で選ぶことが大切です。

1. 信頼できる業者から購入する

セランガンバツは比較的価格の高い木材です。信頼できる業者から購入することで、品質の良いセランガンバツを手に入れることができます。デッキ材の施工を業者に頼む場合も同様です。過去の実績や取扱製品のラインナップを確認して、信頼できる業者に施工を頼むことが必要です。

2. 見本を確認する

セランガンバツをはじめとする天然木材は、木目や色合いに個体差があります。購入前に見本を確認することが大切です。サンプルを取り寄せて、実際に木目や色合いを確認しましょう。また、ホームセンターなどできちんと品質を確認することが必要です。

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