ビーズ法ポリスチレンフォーム

ビーズ法ポリスチレンフォームとは

ビーズ法ポリスチレンフォーム

ビーズ法ポリスチレンフォームとは、発泡プラスチック断熱材の一種で、一般的には発泡スチロールと呼ばれています。略称はEPSで、フォームスチレンということもあります。

製造法は、ドイツで開発され、ポリスチレン樹脂と炭化水素の発泡剤を原料とするビーズを金型内に入れ、加熱して発泡させることで製造されます。金型の形を変えることにより、色々な形状の発泡製品を製造することができます。

発泡倍率は、30~80倍に達し、断熱効果が優れている特徴を有しています。

ビーズ法ポリスチレンフォームの使用用途

ビーズ法ポリスチレンフォームは、高倍率の発泡樹脂製品で断熱性能が特に優れている特性を生かして、住宅の断熱材として多用されています。近年地球温暖化対策の1つとして、建築物の冷暖房に要するエネルギーを減らすのに貢献できる建築材料といえます。

ポリスチレンフォームは、建材用途のほか、冷蔵冷凍食料の輸送箱やスーパーマーケットなどで使われているトレイ類にも多用され、さらに衝撃の緩和材として商品の輸送用にも使われています。寒冷地では道路舗装の断熱材として使用されています。

断熱材は発泡プラスチックのほか、グラスウールロックウールや木質繊維などがあります。発泡プラスチックにも原料の樹脂が色々あり、それぞれの特徴を生かしたものを選定することが必要です。また、製法もビーズ法のほか、押出法があり、ポリスチレン樹脂と炭化水素の発泡剤を押出成形して板状の製品を作る方法もあります。

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