合板とは
合板(ごうはん)とは、薄く剥いだ木を繊維を直角の方向に1枚づつ重ねて接着剤で貼り合わせた人口の板です。
無垢材に比べて、コストが安く、水を吸いにくく、温度や湿度で反りが発生しにくいメリットがあります。
また、木目などのプリントが選べたり、遮音性を高められることも合板を選択する特徴です。
デメリットとしては接着剤が起因となるシックハウスやアレルギー、化学物質のにおいが懸念されることがあります。
合板にシートを貼っている場合は10年から20年でメンテナンスが必要になり貼り換えにコストが発生します。
合板の使用用途
合板は、建築資材として、さまざまな場所に使われています。
JAS(日本農林規格)で指定されたものでは以下の種類があります。
- 普通合板:広く使われ、特に使用箇所に指定はありません
- 構造用合板:壁下、床下、屋根下など、耐久力が必要な箇所に使用
- コンクリート型枠用合板:コンクリートを打つ際の堰(せき)板として使用
- 化粧ばり構造用合板:表面または裏面に化粧板が貼られたものです。
- 天然木化粧合板:内装や家具に使用
- 特殊加工化粧合板:木目模様を印刷したものを貼った合板