プラスビット

プラスビットとは

プラスビットとは電動ドライバーの先端に差し込んで使うパーツで、プラスネジを締めるのに使われます。手動のドライバーに比べて長時間使われるため、しばらく使用していると先端が削れたり折れたりすることのある消耗品です。

先端の形状や太さには様々な種類があるため、用途によって使用するビットを選ぶ必要があります。ネジやビスに合わないプラスビットを使うと、ビットがすぐに折れたりネジやビスの穴が損傷したりする原因になります。

プラスビットの使用用途

電動ドリルに取り付けてプラスネジを締めるのに使われるプラスビットは、電化製品や組み立て家具の組み立て、建設現場での作業など実に多様な場面で使われます。初心者でも簡単に扱うことができるため家庭でのDIYや修理作業などにも頻繁に使われます。

先端の太さに種類があり、DIYや家具の修理など一般的な大きさのネジ・ビスに対しては標準的な太さのプラスビットが使われますが、電子機器の解体などの細かい作業では先端や軸が細いものが使われます。また長いネジや硬い材質のネジなどを締める場合は耐久性の高いプラスビットが使われます。

プラスビットの選び方

プラスビットを選ぶ際のポイントをご紹介します。

  • 先端の大きさ
     プラスビットには1番、2番、3番の大きく分けて3種類があり、それぞれ先端の形状が異なります。

    1番のプラスビットは最も先端が尖ったプラスビットです。頭の小さいネジなどを締めたり抜いたりするのに適しています。スレンダービットと呼ばれる、通常より細いビスを扱う際にも1番のプラスビットが適しています。

    2番のプラスビットは最も標準的な規格のプラスビットです。一般的なコーススレッドやネジを扱う際は2番のプラスビットを使います。大抵の場合は2番のプラスビットで済ますことができます。

    3番のプラスビットは最も先端が太いプラスビットで、1番や2番に比べて使う場面が少ないです。穴が浅いネジやビスなどの特殊なものを扱う際に使います。

  • 先端の形状
    プラスビットの形状には様々な種類があります。以下にその代表的なものを紹介します。

    両頭ビット
    両頭ビットはビットの両端にプラス形のビットがついているタイプで、最も一般的な形状です。どちらの端からも電動ドライバーに差し込むことができます。一本当たりの単価が安いうえ、片方が折れてももう片方を使うことができるためコストパフォーマンスに優れています。

    段付きビット
    段付きビットはビットの片方のみにプラスがついており、ビットの中腹に段差があるのが特徴です。ビットがねじれることで衝撃を吸収できるため、先端の耐久性が高いです。軸が円筒形をしているため材料を傷つけることがなく、家具などを扱う際に適しています。

    トーションビット
    段付きビットと同様に先端の耐久性が高いですが、締め付けるスピードが遅いという欠点があります。

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