FPD製造装置

FPD製造装置とは

FPD製造装置とは、フラットパネルディスプレイ(FPD)を製造するための装置すべてに対する総称です。

FPDとは、映像を映すために以前まで使用されていたブラウン管に代わる平坦かつ薄型な表示装置のことを指します。

これらのFPDを製造するには、回路を設計するところからから映像が映るか検査するまで20-30種類の工程を行った上で出荷に至ります。
しかし、FPD製造装置では一貫してガラス基板を高速かつ正確にか処理する技術が求められています。

FPD製造装置の使用用途

このFPD製造装置は、薄型の映像表示装置を使用した製品を製造する場所に置かれています。
ブラウン管に代わると聞くとテレビを思い浮かべがちですが、テレビ以外にもたくさんの製品に使用されています。

たとえば、ノートパソコンやスマートフォン、タブレット機器などが挙げられます。
これらは薄型で軽いにも関わらず解像度の高いFPDが製造できるようになったからこそ普段の生活に馴染んでいった製品ともいえるでしょう。

FPD製造装置の原理

FPDの製造には20₋30の工程がありますが、大きく分けて2つの工程があります。
1つはアレイ行程といってFPDに必要な基盤や回路を作成しアレイ回路を作成する工程です。
ここでは回路に問題があったり、基板に不純物の付着があったり、フォトマスクをしっかりと組み込めていないなど少しでもズレがあればアレイ回路が働かなくなるのでかなりの精度が必要です。
また、もう1つはカラーフィルタ・セル・モジュール工程といってアレイ回路に偏光板などを取り付けてFPDを仕上げていく工程です。
これらのすべての作業は基本的には機械で行われており必要な装置も全く違います。

そのためそれぞれの工程で必要な技術も大きく異なりますし工程としてかなり複雑です。

それぞれの工程において技術が発展しないとFPDの発展には至りませんが、技術の発展が行われることで大画面でより薄型のものがより安く提供できるなどより消費者に受け入れられやすいものが作られることでしょう。

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