プッシュロック

プッシュロックとは

プッシュロックとは、配管や水回りの接合部分に使用される部品です。

配管内の液体や気体の調圧作業を容易にします。パイプを直接差し込むだけで使用できるため、容易に継手にできます。現場で加工をする必要がなく、施工にコストを割かないで済むこと、接続の作業管理がしやすいことが特徴です。

プッシュロックの使用用途

給水管などの様々な管の継手として使用されます。

継手の形により様々なタイプがあり、用途に合わせて、口数を増やしたり、向きを変えたりできます。水道用の硬質塩化ビニル管などをポリブテンパイプと直接接続するなど、異なる種類の配管との接続も可能です。

樹脂でできた配管用の部材なので、機械の振動などによってロックナットが緩んでしまうことを防ぎます。

プッシュロックの原理

プッシュロックは、複数の部品から構成されています。

コレットは、パイプを挿入した際に、パイプを保持し、継手からパイプが離脱するのを防ぐための部品です。Oリングは、耐久性に優れたEPDMゴムを用いたシール材で、液体が漏れることを防ぎます。Oリングの脱落を防止するためにナイロン製部品の受け板もあります。これらの部品によって、パイプをプッシュロック内で頑強に保持できるため、変換継手として機能させることもできます。

電食や水質の影響を受けないように、耐食性と耐熱性に優れた材質を用いています。

プッシュロックの種類

形状には、ストレートタイプ、チーズタイプ、エルボータイプがあり、用途に合わせて口数や形状を選択できます。

逆流機構などが付いているタイプでは、アクチュエータと電磁弁の間においてレギュレーターとして用いることができるため、機器調整としての機能も持ち合わせています。

参考文献
https://www.bridgestone.co.jp/products/dp/pushmaster/pushlock/index.html
https://www.pisco.co.jp/product/detail/b/b31/

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