丸打ちコードとは
丸打ちコードとは、頑丈な糸を丸く編み込んで作られた電線です。
布やロープのようなあたたかみのある質感が特徴です。一般的なビニールで覆われた電線とは異なり、デザイン性が高い点も特徴といえます。また、糸が頑丈なため、吊り下げ照明などにも使用されます。糸で編まれているため、様々な色や柄の製品があり、空間の雰囲気に合わせて選べるでしょう。
内部の構造は、電気を安全に通すための基本的な要素で構成されます。電気を流す役割を持つ銅線が中心にあり、その周りをゴムやナイロンなどの絶縁体で覆っています。さらにその外側を、保護とデザイン性を兼ねた糸で編み込んでいる仕組みです。この構造により、柔軟で曲げやすく、扱いやすいという利点も持ち合わせています。
丸打ちコードの使用用途
丸打ちコードは以下のような用途で使用されます。
1. 照明器具
代表的な使用用途は、天井から吊り下げるペンダントライトです。コード自体がインテリアの一部となり、空間にアクセントを加えられます。カフェや店舗などで、あえてコードを長く見せるような配線にすることで、おしゃれな雰囲気を演出します。レトロ・アンティーク・北欧風など、様々なテイストの照明器具との相性が良いでしょう。
2. 小型電気製品
電気スタンドや卓上ファン、オーディオ機器といった、比較的小型の電気製品の電源コードとしても使用されることがあります。シンプルで無機質なデザインが多い一般的なビニールコードと比べ、丸打ちコードはデザインが豊富な傾向があります。特に、デザインにこだわった家電製品などで採用される場合が多いようです。
3. DIY・インテリア
柔軟で加工しやすいため、DIYの分野でも人気があります。自作の照明器具を作ったり、既存の家電製品のコードを付け替えたりすることで、オリジナリティのあるインテリアを実現できます。豊富なカラーバリエーションを活かし、家具や壁の色とのコーディネートを楽しむことも可能です。