電源制御ユニットとは
電源制御ユニットとは、一般的にはあるシステムの電源部を制御するユニットでもあり、又、工場やビルなどにある多数の電源を集中してコントロールする装置のことでもあります。
いずれの場合も、システムの最初の入力部である電源を制御することには変わらないユニットになります。よって、システムに過電流や過電圧の異常があれば保護する動作が働くのは当然のこと、最近では電源制御ユニット部に各種通信などの汎用高機能を持たせて、別システムとの通信が可能になっているものも登場しています。
電源制御ユニットの使用用途
電源制御ユニットの使用用途として、その対象範囲は拡大しています。
従来の電源制御ユニットと言えば、例えば、UPS等の停電時も電力を供給することが出来る安定化電源であったり、各種製品やシステムの電源部を司る電源ユニットであったり、基本的には電源を供給することを主な役割とするユニットでした。
しかし、昨今のデジタル化と無線を使った汎用品の増加に伴い、電源制御ユニットも電源供給のみならず、Wi-FiやLANなどを使って、他のシステムとの通信が可能になった電源制御ユニットが主流になりつつあります。
電源制御ユニットの原理
制御ユニットの原理は、電源制御ユニットと呼ばれる装置の対象範囲によって、その内容は大きく異なりますが、電源を制御すると言う共通点において着目して、その原理を説明していきます。
電源を制御するとは、電源供給を制御することになります。つまり、電源は商用電源などの外部から電源を入力して、供給すべきシステムに電気を出力する役割が主であるため、そのシステムに必要な電源電圧や電流、電源周波数を設定して、制御することが出来ます。又、過電圧や過電流や雷サージなどの危険なノイズが入力された様な異常発生の際には、この電源制御ユニットにおいて、保護動作が動作して、システム全体を保護する機能も持っています。更に、昨今の世界全体における情報社会の進化に伴って、システム全体の電源状態を制御している電源制御ユニットの中に、外部通信機能を搭載して、別システムとの通信によるシステム連結なども可能にさせる等、高機能化が進んでいます。