工具収納

監修:山金工業株式会社

工具収納とは

工具収納とは、垂直面に立てた面にフックや横桟を取り付けて吊下げ収納を行うためのものです。

保持金具を利用して棚板を取り付けて水平面を作り収納したり樹脂製の色別ボックスを引っ掛けて部品などを入れて収納管理を行う什器の総称にもなっています。垂直面に立てるものは、規則的に穴が開けられたパンチングパネルや支柱に対して水平間口方向にセットした横桟などです。

工具収納のメリットは、縦収納として全体が常に見える状態になるため「見える化管理」を可能にする点です。どの部品がどこにあるか、欲しい工具はどこかが瞬時にわかり作業の効率化に繋がります。

工具収納の使用用途

工具収納の使用用途

図1. 工具収納の使用用途

工具収納は、各種製造工程や梱包・加工工程において必要とされる部品や工具を収納する使用方法が一般的です。

取り付けはテーブルの背面側に卓上用としてクランプ固定したり、キャスターを付けて床置きしたり、棚の側面に付けたり、普段使用しない壁面などで行われます。デッドスペースを収納場所として有効活用できます。

工具収納の原理

工具収納の基本構造は支柱と支柱間のパンチングパネル又は横桟によって構成されます。

作業台の天板にクランプ固定するもの、しっかりした脚部やキャスターによって自立するもの、壁面に支柱を固定しパネル部をはめ込んでいくもの、物品棚 (中量ラック) の棚の普段使用しない側面に取付けて有効活用するものなど様々なタイプがあります。しかし、どのタイプも瞬時に全体の収納状況を視認でき、見える化管理を可能にします。

部品や工具を収納するオプションパーツは豊富にあり、規則的に穴の開いたパンチングパネルにはワンタッチで取付ができる各種フック (ドライバー用、吊下げ用、ペンチ類保持用など) が取り付けられます。

横桟を利用すると樹脂製の色別ボックスを引っ掛けて部品などを収納できます。また、保持金具をセットする事で棚板を取り付けられたり、ハンガーバーを取り付けて電動ドライバーやエアツールを吊下げたりすることができ、効率的な作業を可能にします。

工具収納の種類

工具収納は主に下記のような種類があります。

1. マルチシステム

マルチシステムは、作業に使う工具やパーツを作業台の上で整理整頓できる収納棚です。テーブルの天板に取り付けることで作業効率が上がります。

2. パーツハンガー

パーツハンガーは、独立型のハンガーを多種多様なサイズとオプションでカスタマイズし、散らかりやすい工具部品を効率よく収納します。

3. 壁面ハンガーパネルシステム

壁面ハンガーパネルシステムは、使っていない壁面を見える化収納に有効活用できます。備品の散らかりや探しにくさなどの問題を壁面収納することで解決します。

4. サイドハンガーパネル

サイドハンガーパネルは、ラック側面を工具の収納スペースにできるパネルです。普段使われていないラックの側面にサイドハンガーパネルを取り付ければ、フックで自由にレイアウトして効率的に工具を収納できます。

参考文献
https://www.webshiro.com/syouhinsetumei3/M350LS-3PSU.html
https://shopping.yahoo.co.jp/search/

本記事は工具収納を製造・販売する山金工業株式会社様に監修を頂きました。

山金工業株式会社の会社概要はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です