圧縮減容機

圧縮減容機とは

圧縮減容機

圧縮減容機とは、高い圧力を加えることによってごみを圧縮し容積を小さくする装置のことです。高い油圧をかけることで多くの場所をとってしまうごみをコンパクトにまとめることができます。ごみの保管スペースを削減することができる上に、ごみの収集や運搬にかかるコストを下げることができます。特に大量の廃棄物が出る食品加工現場や建設現場、プラスチック製品の工場で利用されます。また、大型のものは生産ラインと直結して使用されています。

圧縮減容機の使用用途

圧縮減容機は大量のごみが発生する場所で使われます。例えば建材加工工場です。大量の木材や木屑のごみが発生する現場なので、廃棄物の処理が非常に大変です。しかし、圧縮減容機を利用することでごみの容積を小さくし、コストを削減しているのです。また、プラスチック製品の製造工場でも広く使われています。プラスチックや発泡スチロールなどは圧縮することで大幅に容積を小さくすることができます。また、熱処理を行わずコンパクトにできるため、リサイクルに回すこともできます。

圧縮減容機の原理

圧縮減容機はごみを圧縮し、容積を小さくするために利用されます。ここでは、様々なごみが圧縮される原理や特徴についてご紹介します。

密閉空間に入れられたごみは数十トンもの高い油圧で圧縮されます。原理はシンプルで、圧縮板によって押しつぶされて容積が減っていきます。大規模な装置だと500kg以上のごみを一度に圧縮できるものあり、工場の製造ラインに直結されています。

また、発泡スチロールなどの脆いごみは一度粉砕されてから圧縮されます。大型の刃がついた粉砕部を通ることで細かく砕かれ、その後に圧縮されます。圧縮後は均等な形になり運搬や処理がしやすくなるのです。また、熱を加えず処理しているためリサイクルに支障が出ずに環境にも優しい方法です。しかし、圧縮時の摩擦で多少の熱が発生してしまうため、冷却水を用いる必要があります。

さらに、手軽に使える小型の装置もあります。紙類やペットボトル、缶などを圧縮できる装置でオフィスや商業施設に設置されています。

参考文献
https://www.moriyas.co.jp/product/kankyo_setubi/ippan_gomi/powerpress40.html
https://www.elcom-jp.com/products/compactor/styros

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