コードペンダント

コードペンダントとは

コードペンダントは、天井から電源コードで吊り下げる形式の照明器具です。

一般的には「ペンダントライト (コード吊り) 」とも呼ばれ、設置方法の簡便さから多くの住宅や店舗で採用されています。主に、天井に設置された引っ掛けシーリングと呼ばれる配線器具に接続して使用します。

コードペンダントの最大の特徴は、デザイン性と機能性の両立です。シェード (笠) の素材や形状によって、光の広がり方や空間の雰囲気を大きく変えられるため、インテリアのアクセントとしての役割も果たします。また、コードの長さを調整することで、照明の高さを自由に変えられる点も魅力です。構造としては、光源を覆うシェード、天井と接続するコード、そしてコードの長さを調整するパーツやフランジカップ (シーリングカバー) などで構成されています。

コードペンダントの使用用途

コードペンダントの使用用途として、ダイニングテーブル上の照明、キッチンカウンターの照明、吹き抜けや階段の照明、玄関や廊下の照明の4つが挙げられます。

1. ダイニングテーブル上の照明

コードペンダントの一般的な使用場所が、ダイニングテーブルの上です。テーブル面を直接照らすことで、食事の演出が可能です。また、テーブルとの距離を近づけることでより集中的な光を当てらせ、手元を明るく照らす実用的な側面も持ち合わせています。

2. キッチンカウンターの照明

キッチンカウンター上にコードペンダントを設置することで、手元を明るく照らし調理作業の効率を高めることが可能です。特に、包丁を使う際や細かな作業を行う際には、十分な明るさが必要です。また、デザイン性の高いペンダントライトを選ぶことでキッチンスペース全体の雰囲気を向上させ、おしゃれな空間を演出できます。

3. 吹き抜けや階段の照明

天井高のある吹き抜けや階段スペースでは、コードペンダントが空間の広がりを強調する役割を果たします。高い位置から吊り下げることで、空間全体に光を届け開放感を演出します。また階段においては足元を安全に照らすという役割もあり、デザイン性の高い照明器具を選ぶことで、印象的な空間を作り出すことが可能です。

4. 玄関や廊下の照明

玄関や廊下などの比較的狭い空間では、コードペンダントが空間を効果的に照らし、かつ圧迫感を与えない照明として活用できます。