コネクタ端子台とは
コネクタ端子台 (英: Connector terminal block) とは、電気を用いる装置や電線を接続するための部品です。
電線の接続方法には、ねじで締めるタイプが多いです。電力を装置に送ったり、電気信号を分岐させます。高圧電流を取り扱う際に分岐点を設置し、事故や故障のリスクを軽減可能です。電気を使った装置であれば、必ずと言えるほど使います。
古くは旧西ドイツで産業用機器のメンテナンス向上のために生まれました。コネクタには円形コネクタ、長方形コネクタ、階段状コネクタなどがあります。端子台はコネクタの一種で、長方形コネクタが一般的で、使用範囲も比較的シンプルです。電子機器や電気の分野で、プリント基板、PCB回路基板、配電キャビネットの内部や外部の接続に使われます。
コネクタ端子台の使用用途
コネクタ端子台の使用目的は以下の通りです。
1. 中継型端子台
電線同士を手前と奥側にあるねじ2つに結線して導通可能な端子台です。中央に位置するマーカーにより配線内容がすぐに確認できます。医療器向けを代表として、防衛関係、鉄道関係、船舶関係、電力関係、レーザー溶接機、大型サーボアンプ、工作機器で多く使用されます。
2. 貫通型端子台
電線をねじで結線し、端子台下部にある突出した導電金具に直接電線をはんだ付けしたり、事前にプリント基板に設けた挿入穴に挿し込んではんだ付けをして導通させます。主に計測機器やユニット電源に使い、プリント基板に実装する機器の入出力部に用います。貫通型端子台の上下の結線方法はねじ締めタイプもあり、大電流が必要な機器で使用可能です。貫通型端子台が2段に分かれた端子台もあり、2段に増えると分岐配線を増やせます。小スペースに配線を多く行う場合に向いています。上下で端子台は分かれていて、配線後に端子台を脱着できるタイプもあり、他の貫通型端子台と結線方法は同じです。制御機器向けで、脱着可能なため使用用途が多くなります。