混合信号集積回路

混合信号集積回路とは

混合信号集積回路とは、デジタル信号とアナログ信号を同時に処理する集積回路です。

デジタル信号は0と1の二値を持つ離散的な信号であり、アナログ信号は連続的な値を持つ信号です。混合信号集積回路は、これら二つの異なる信号を一つのチップ上で処理することが可能です。

例えば、スマートフォン内部の音声処理回路やセンサー回路などが混合信号集積回路を使用しています。音声はアナログ信号であり、スピーカーやマイクからの信号は連続的な波形です。一方、データ処理や通信はデジタル信号であり、二値の情報で扱われます。混合信号集積回路は、これらの異なる信号を効率的に変換、処理、制御するための回路です。