カゼイン接着剤

カゼイン接着剤とは

カゼイン接着剤とは、牛乳に含まれるカゼインというタンパク質を主成分とする天然由来の接着剤です。

古くから木工、製紙、食品包装などの様々な分野で使用されており、最近では、安全性と環境に対する優しさから、さらなる活用が進んでいます。カゼインとアルカリ、ホルムアルデヒドという成分から成り立っています。カゼインはアルカリ溶液中で溶解し、乾燥すると硬化して接着力を発揮します。ホルムアルデヒドは、カゼイン分子間の架橋を形成し、硬化を促進します。

カゼイン接着剤は、木工、製紙、食品包装など、様々な場所で活用されています。特徴は、天然由来で安全性が高く、生分解性があり、環境への負荷が少ないことです。また、強力な接着力や水性での扱いやすさもメリットとして挙げられます。