鉄筋カッター

鉄筋カッターとは鉄筋カッター

鉄筋カッターとは、電動モーターや油圧により鉄筋コンクリート構造に使われる鉄筋を切断する工具です。ブロック状の刃によって鉄筋を圧縮して切断する方式と、回転刃で切断する方式の二種類があります。
方式は、

  1. 手動式:ハンドルを押し込んで、力を加えて切断する構造、
  2. 手動油圧式:手動のエネルギーを油圧ポンプで力を増幅して、その力をブロック状の刃物に伝えて鉄筋を切断する構造、
  3. 電動油圧式:電気エネルギーを利用して油圧ポンプを作動させてブロック状の刃物で鉄筋を切断する構造、
  4. 電動チップソー式:高速回転する刃物(チップソー)で鉄筋を切断する構造があります。

鉄筋カッターの使用用途

鉄筋コンクリート構造に使われる鉄筋の切断に特化した切断工具です。鉄筋は長い棒状およびコイル状で製造されていますので、切断が必要になる建築材料です。
鉄筋コンクリート構造の建築では、大量の鉄筋を使用するため、さまざまな太さの鉄筋を素早く効率的かつ安全に切断が可能な鉄筋専用のカッターを使用します。建築現場や鉄筋構造組み立て工場で使用し、使用するに当たり特別な資格は不要です。
また、鉄筋カッターは切断時に火花が出ないので、交通事故などのレスキュー現場でも使われることもあります。

鉄筋カッターの選び方

鉄筋カッターは主に、下記3点の視点から選びます。

  1. 鉄筋の硬さ(SD)・径(D)
    鉄筋はいろいろな種類があり、径の太さ(D)硬さ(SD)とという指標で計られます。
    切断能力をカタログなどで確認して購入する必要があります。特に硬さ(SD)は、数値が大きくなるほど硬さが増加し切断できない場合も有りますので、カットができるかどうか確認しておく事が重要です。
  2. 手動・電動
    値段は、”手動<手動油圧<電動油圧<電動チップソー”の順です。
    効率重視なら電動、コスパ重視なら手動が良いです。
    作業負荷やスピードから考えると、やはり電動のほうが効率が圧倒的に良いです。現場など仕事で使用する場合は、作業負荷の点から電動のほうが良いと言えます。DIY目的で作業量もあまりない場合は、手動でも十分です。
  3. 用途
    曲げ加工や、切断後の圧着の要否によって選択が変わってきます。用途によって柔軟に選ぶ必要が有ります。
    曲げ加工が必要な場合、手動式が良いです。切断後の圧着が必要なら、切断後の加工が必要ではない電動チップソーが一番効率的です。
    また、現場によっては騒音が出せない場合は、油圧式のタイプでないと使用できません。

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