トルクレンチソケットとは
トルクレンチソケットはトルクレンチの先端に取り付けるソケットです。トルクレンチの差込角と同じ差込角のソケットを選ぶか、両者の差込角を合わせるアダプタを用意する必要があります。トルクレンチはボルトやナットにかけるトルクを正確に調整したい場合に用いられるレンチであるため、角をなめやすい安価なソケットは使用しないようにしましょう。
様々な大きさのボルトやナットを締める場合は、複数種類のソケットがセットになったものを選びましょう。トルクレンチと複数種類のソケットが一式のセットになったものも販売されています。
トルクレンチソケットの使用用途
トルクレンチソケットはトルクレンチの先端に取り付けて使用されます。
トルクレンチは一般的なレンチとは異なりトルクを厳密に調整することができるため、トルクの乱れが重大な欠陥につながる自動車・バイクの整備や品質管理が求められる建設現場などで用いられます。
トルクレンチの用途上、トルクレンチに取り付けられるソケットは6角ソケットや12角ソケットであることが多いです。トルクレンチの中にはソケットを使わないものもあります。例えばエアコンの整備に使われるトルクレンチは先端がスパナの形をしています。
トルクレンチソケットの選び方
トルクレンチソケットを選ぶ際のポイントをご紹介します。
- 穴の形状
ソケットの穴の形状にはボルトやナットを締めることができる6角や12角の穴や、ねじを締めることができるマイナスドライバーやプラスドライバーの形があります。ソケットと一緒に使うタイプのトルクレンチは自動車やバイクの整備に使用されることが多いため、ボルトやナットを締めることができるソケットを選びましょう。この時締めたいボルトやナットの大きさを確認し、それに合った大きさのソケットを選ぶようにしましょう。 - 差込角
差込角はソケットによって異なり、レンチとソケットの差込角が等しくないとソケットをレンチに差し込むことができません。そのため、ソケットを差し込むトルクレンチの差込角を確認して同じ差込角のソケットを選ぶようにしましょう。 - 長さ
ソケットの長さには様々なものがあります。ボルトが飛び出している場合には長さのあるディープソケットを使う必要があるため注意しましょう。