日産自動車の不正・不祥事一覧

2019年の不正・不祥事

日産自動車の有価証券報告書等の虚偽記載における課徴金命令

概要

  1. 2005年度(2006年3月期)から2017年度(2018年3月期)までの有価証券報告書において開示した役員報酬等の内容に誤りがあった。
  2. 2019年12月10日、証券取引等監視委員会は日産自動車に対し、24億2,489万5,000円の課徴金納付命令を発出するよう、金融庁に勧告。2020年2月28日に、金融庁は課徴金納付命令の決定を行う。

会社の公式リリース(日時: 2019年12月10日)

カルロス・ゴーン元会長を会社法違反で東京地方検察庁に刑事告訴

概要

  1. カルロス・ゴーン元会長の指示により、日産が子会社を介して海外の日産車販売会社へ資金を送金したが、実は業務上必要性のない自己の利益を得るための不正な支出であったことが判明
  2. 会社としては到底容認できるものではないと判断し、会社法違反(特別背任罪)での刑事告訴をした。

会社の公式リリース(日時: 2019年4月22日)

カルロス・ゴーン元会長が会社法違反(特別背任罪)により起訴、これに先立ち、日産は、元会長を同法違反で東京地方検察庁に刑事告訴

概要

  1. ゴーン元会長が個人的な投資の損失を、いったん日産に付け替えたことが判明
  2. 損失の追加担保を逃れるため、保証人である知人に中東日産から不透明な資金を支払う
  3. 多額の会社資金の不正支出は容認できず、刑事告訴に至った。

会社の公式リリース(日時: 2019年1月11日)

2018年の不正・不祥事

完成車検査におけるブレーキやハンドル、スピードメーターなど6項目で不正が発覚

概要

  1. 会社内部の独自調査で、追浜工場とオートワークス京都の2工場で検査不正を行っていた。
  2. 品質よりもコスト削減を重視するため、各工場で1人のみが不正を行い、ほかの従業員は不正をしているという認識はなかったと説明。

会社の公式リリース(日時: 2018年12月7日)

完成検査における抜取検査で測定値を改ざん

概要

  1. 新車の出荷前に行う排ガス性能の抜き取り検査で、都合が悪い数値が出た場合に測定値を改ざんしていたことが判明
  2. 排出ガス検査以外にも、精密車両測定検査で数々の不正が行われていた。
  3. 国内における多数の工場で、こうした不正が日常的に行われていたとされる

会社の公式リリース(日時: 2018年9月26日)

 

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