車輪止めとは
車輪止めとは、文字通り車輪をスポットや車庫などに止めておくために使われるものです。スポットや車庫が傾いていたりすると勝手に動いてしまうため、必要となります。車に限られた話ではなく、鉄道車両用や航空機用の車輪止めも存在します。
大きさはものによりますが、長さ約50cm、幅約13cm、高さ約8cmです。形はくさび型をしており、木で作られたものもあれば、軽量ポリウレタンで作られたものもあります。
航空機の車輪止めには、チョークという別名があります。よって、航空機に車輪止めを取り付ける作業のことをチョーク作業といいます。また、チョーク作業を担う人はチョークマンと呼ばれます。チョークマンは、航空機がスポットに到着したときに車輪止めを取り付け、離陸する直前にチョークを外します。
車輪止めの使用用途
車輪止めは、航空機や鉄道、自動車などが勝手に動き出すことを阻止する目的で車輪に取り付けられるものです。
必要ないと感じる方もいるかもしれませんが、ブレーキに不具合が発生した場合や車庫などが傾いていた場合などに、大惨事を防ぐことができます。こういった「もしもの時」に役立ちます。また、暴風が吹いているときなどにも車輪止めが有効となります。
しかし、スポットに設置した後、強くかませすぎてしまうと後で外れなくなるという事態が発生する可能性があるため、注意が必要です。
また、チョークを再利用し、細かくして受験生への合格祈願のお守りにするといった活動も行われています。これは、チョークの「滑り止め」から、受験で滑らないようにという意味が込められています。