オーディオプロセッサ

オーディオプロセッサとは

オーディオプロセッサ

デジタルプロセッサーとは正式名称デジタルシグナルプロセッサーの略称である。文字通り音源より出力された信号に補正するプロセスを加え、アンプスピーカーから理想の音響を出音させる介在機器のひとつです。

もっともメジャーな使用方法は車内オーディオシステムを構築する際に使用されています。標準的なカーナビを音源とする場合に活躍する音響機器です。騒音やガラスの反響で聴きたい音にならない壊れた音域を補正し臨場感を作り出します。

オーディオプロセッサの使用用途

使用用途は簡易にまとめると音のデジタル信号を修正する音響補正全般です。車のオーディオアクセサリー、エレキ楽器の出力調整、シンセサイザ、ボーカルエフェクト、ハモンドオルガン、ライブハウス、ホールのコンソールルームなど規模も機能も多彩です。

例えばボーカルならば音割れする域を抑える、低域を強調する。ギターなら粒の揃った短音の高速リフ、スピーカー側では同時発音数が限られる場合過剰な流入信号入力を抑える時に使用します。

オーディオプロセッサの原理

オーディオプロセッサー(略してOPSと表記されているものも同義です)の本意である音のデジタル信号の伝達補正に欠かせないのが「タイムアライメント」と呼ばれる機能です。

車にに搭載されている2個もしくは3個のスピーカーを運転席で聞く場合、片側のスピーカーが遠いアンバランスなリスニングポイントになっています。それを中心で聴いているように左右の出力にタイムラグを作り出します。近い方のスピーカーからはちょっと遅れて出力されるので同時に耳に届くと言うわけです。

ツインギター編成のV系バンドのCDなどは、上手ギターと下手ギターの演奏が左右に振り分けてありライブ感覚を再現しています。聴こえている立体音響はボーカル音域を含め位相、音像の前後左右を故意的に収録しています。

車内でのリスニングではこの均衡がどうしても崩れてしまうため、運転席で聴くとツインギターの掛け合いなどは平べったく聞こえてしまいます。

下手のエッジの利いたリフのバッキングと上手の流暢なソロの音像は同格の位置付けでないとかっこよく聴こえない、そんなときにOPSを介在させ信号補正することでベストリスニングを復元できるというわけです。

参考文献
http://www.emotion-jp.com/digital-processor/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です