電源制御装置とは
電源制御装置(英語:Power control unit)とは機器の電源の入/切を制御するための装置である。
良く使われる用途としては、工場及び一般家庭などで機器の電源を集中管理するために使用されます。
IoT技術の浸透により、最近ではネットワーク対応型の商品も上市されており、ネットワーク経由でスマートフォンと連動し、機器を集中管理するようなことも出来るようになってきている。
特にIoT対応の関係で企業における機器の統合管理ツールとしての需要が急拡大している。
電源制御装置の使用用途
電源制御装置はFA(ファクトリーオートメーション)、IoT対応における企業内の機器の統合管理若しくはシステム化の目的に利用されます。
電源制御装置は、昨今の状況では2つのタイプに大別でき、使用目的、使用環境などに合ったタイプのを電源制御装置を選ぶ必要があります。
電源制御装置の区分を以下に記載します。
- ネットワーク型電源制御装置:ネットワーク対応しており、スマートフォンなどとの組み合わせる多機能なシステムの構成が可能。
- アナログ型電源制御装置:アナログ対応のみで、ハード結線で集約している機器のみの制御が可能。
電源制御装置の原理
ここでは電源制御装置の原理について説明します。
電源制御装置は、一般的に機器からの電力供給状態を受信する部品とその接続機器に対して電力供給の入り/切りを指示するための素子やデバイスを組み立てた部品の集合体です。
ネットワーク対応型の場合は、上記に対して通信制御ユニット等が追加実装されています。
各種機器間の電力供給状態を監視した上で任意のタイミングで出力の入り/切りが出来るようする役割を持ち、工場における統合管理システムや企業におけるシステムに組み込まれています。
一例として、以下に工場に設置された生産設備を複数台監視するために実装された電源制御装置の事例をご紹介します。
- 各生産設備の電源入り/切り状態をハードワイヤ経由で常時管理。
- 統合モニタルームのシステムへ組み込みの上、非常のトラブル等が発生した際に任意のタイミングで遠隔にて各生産設備の電源を入り/切りすることが可能。
ネットワーク対応型の場合、通信ユニットを介して、複数のシステムを統合し、マスターコンピューターを用いて一括管理することが可能となる。
昨今電力モニタなどと合わせてDX推進に向けた自動化システムを構築していく過程で実装されることもある。
参考文献
https://socialsolution.omron.com/jp/ja/products_service/ups/choose/casestudy/rc/02_vpn.html