ラップカッター

ラップカッターとは

ラップカッター

ラップカッターとは、業務用の包装フィルムや家庭用ラップを、簡単かつ効率的に切断するための包装機のことです。

食品などをフィルムで包んだ後の切り離し作業が容易になります。また、業務用のラップカッターには、太さのある業務用フィルムが設置可能で、包装作業の効率が格段に上がります。

ラップカッターの種類によっては熱板や熱線などの加温部が備わっており、ラップ同士の定着も可能です。

ラップカッターの使用用途

ラップカッターは、食品業界で業務用フィルムと併せてよく使用されており、現場によってはパッカーやラッパーと呼ぶこともあります。ラップカッターが使用される一例として、スーパーマーケット、食品工場、農家、レストランやカフェなどの飲食店が挙げられます。

市販のラップをセットして使えるラップカッターが販売されており、家庭でも使用可能です。

ラップカッターの特徴

ラップカッターは、製品によって多少違いはあるものの、フィルムを設置する部分・作業台・刃・熱板で構成されており、シンプルな形状が特徴です。

長所

ラップカッターは、簡単かつ直感的に使用できる点が長所です。また、両手でフィルムを引っ張れるため、対象物を裏返したり手首を返したりして切断する必要がありません。大量の包装作業をしても、腱鞘炎になりにくいです。

切断面が綺麗で、正確な切り口に仕上がる点も長所です。ラップカッターには専用の刃が固定されており、フィルムを滑らせるだけで均一な切り口を実現できます。

さらに、手間なく短時間でラッピングできるため、食品の鮮度を落とすことなく、包装作業の効率が向上します。

短所

ラップカッターの短所は、一部の製品では切断できるフィルムの幅や厚さに制限がある点です。特に厚手のフィルムや幅広のフィルムに対応していない場合、切断が困難になる可能性があります。

また、長期使用にあたり刃の交換が必要ですが、交換の手間や費用がかかることも短所の1つです。

ラップカッターの種類

1. 業務用

業務用のラップカッターの種類を大きく分けると、加温するための熱板や熱線が付帯しているタイプと、付帯していないタイプがあります。ラップカッターの対象物は野菜類がほとんどです。多くの消費者の手が触れるスーパーマーケットでの販売に使用する際は、ラップが外れる可能性があります。

ラップが外れないよう、熱板付きのラップカッターを使うのがおすすめです。熱板が付帯していないラップカッターは電源を必要としないため、手軽に設置できる利点があります。フィルムを熱で定着する必要がない場合や、レストランなどで野菜を冷蔵庫保管する場合に便利です。

2. 家庭用

家庭用のラップカッターには、単に市販のラップを入れるケースタイプや、スライド式の刃で切断できるタイプがあります。また、製品によっては、裏面に磁石や吸盤が付帯しており、冷蔵庫などに設置して両手で包装することが可能です。

家庭用のラップカッターは100均やホームセンター、通販サイトなどで購入できます。ケースタイプのラップカッターよりも、スライド刃が付帯したタイプのほうが綺麗に切断できる傾向にあります。

ラップカッターの選び方

ラップカッターを選ぶ際には、使用するフィルムが切断可能な幅や厚さに見合っているか、製品サイズに注目してください。厚手のフィルムや幅広のフィルムを使用する場合には、対応したラップカッターを選ぶことが重要です。

また、安全な操作を実現するためには、刃が隠れる保護カバーや指を守る機構が付いているかもポイントです。特に家庭で使用する場合には、子どもやペットの安全を考慮する必要があります。

ラップカッターは単独で販売されるだけでなく、フィルムとセットで提供されることもあります。大量の包装作業を行う場合や自動化を図りたい場合には、ラップカッターとフィルムをセットで購入するのがおすすめです。

ラップカッターのその他情報

業務用ラップカッターの使い方

まずは、ラップカッター本体に正しい向きでフィルムをセットします。野菜などの対象物にフィルムを被せて必要な分だけフィルムを引き出したら、ラップカッターの刃でフィルムを切断して包みます。

コツは、フィルムを切断後に熱板で圧着する前に、フィルムを軽く左右に引っ張ることです。フィルムに張りが出て野菜の形状が明確になり、見た目が美しくなります。

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