アニマルガード

アニマルガードとは

アニマルガード

アニマルガードとは、農作物を害獣から守り、撃退することができる柵のことです。

アニマルガードネットや防獣ネットとも呼ばれています。農業分野においては、害獣から農作物を守る際に使用されています。

アニマルガードの使用用途

前述した通り、アニマルガードの主な用途は害獣から農作物を守ることです。獣害の種類や被害の程度により、適切な種類のものを選ぶ必要があります。

アニマルガードの特徴

長所

1. 簡単な仕組みで害獣の侵入を防げる
アニマルガードの仕組みは、いたってシンプルです。そのため、農業の現場はもちろん、家庭菜園などでも利用しやすい特徴があります。設置に労力はかかりますが、1度設置してしまえば長く効果を期待できるのもメリットの1つです。

2. 用途によって種類を選べる
アニマルガードは種類が豊富です。撃退したい害獣の種類によって、素材や大きさ、特徴などを選ぶことができます。ネット柵であれば安価で設置も簡単なので、手軽に利用を始めたい方にもおすすめです。

短所

1. サイズが合わないとガードできない
アニマルガードは、サイズが合わず隙間ができてしまうと害獣が侵入する原因になります。また、反対に大きすぎるものだと、道にはみ出して通行の妨げになり、事故の原因にもなりかねません。購入を検討する際には、使用場所の環境などに配慮し、過不足ないサイズのものを選ぶことが大切です。

2. 定期的にメンテナンスが必要
アニマルガードは設置して終わりではなく、設置後も定期的に見回りをすることが大切です。害獣によっては、何度かやって来るたびに少しずつネットを噛んで大きな穴を開けたり、土を掘って支柱を倒して侵入したりする場合があります。アニマルガードを設置したからといって安心するのではなく、劣化などがあれば随時メンテナンスが必要です。

アニマルガードの種類

1. ネット柵

ネット柵は軽量かつ取り扱いが簡単で、女性や初心者でも設置しやすいのが特徴です。材質はポリエチレン製のものが多く、安価で耐久性に優れていますが、強度は期待できません。正しく設置すれば、イノシシやシカを含むほぼ全ての害獣の侵入を防ぐほか、使い方次第では空から飛来するカラスやハトなどの害鳥の侵入も防ぐことが可能です。

玄関先やベランダに頻繁に鳥がやってきたり、巣を作られたりしやすい場合には、事前にネット柵を設置することで、ふん対策にも役立ちます。鳥が巣を作ってしまうと、鳥獣保護法により駆除ができなくなってしまうため、飛来が予想される場合は事前の対策が必要です。

2. 電気柵

害獣に電気ショックを与えて撃退する柵です。人間はもちろん動物の命にかかわるようなものではありませんが、サルやクマなど大型の害獣にも効果的です。その反面価格が高く、設置と撤去の作業も煩雑になります。業者に依頼して設置する場合が多く、依頼コストも考慮して購入することが大切です。

3. 金属柵

鉄製のワイヤーで作られており、一度設置してしまえば、長期的に害獣の侵入を防ぐことができます。また、丈夫な素材のため、害獣に噛み切られてしまう心配もありません。設置にはコストも時間もかかるため、害獣を特定して、効果的であると判断した場合のみ使用するのがおすすめです。

アニマルガードの選び方

1. 網目の大きさ

アニマルガードを購入する際には、まず網み目の大きさが適切なものを選ぶことが大切です。編み目は5cm以下を選ぶと、幅広い種類の害獣の侵入を防ぐことができます。

2. 頑丈さ

金属柵など丈夫なものを選んでおくと、害獣がネットにぶつかったり、噛みちぎろうとする場合にも安心です。ネット柵を選ぶ場合には、糸が太いものや結び目のない無結束のネットを選ぶのがおすすめです。

3. 高さ

害獣を特定している場合は、害獣によって高さを選ぶことが大切です。イノシシは1m程度、シカは1.5m程度の柵であれば簡単に飛び越えてしまいます。害獣に飛び越えられることがないよう、少し高めの柵を選ぶと安心です。

アニマルガードの使い方​​

アニマルガードを使用する際は、まず周りを囲むように支柱を設置します。間隔が広すぎるとネットが張りづらかったり、たわんだ隙間から害獣が侵入してしまう場合もあるため注意が必要です。支柱と支柱の間に柵を設置して固定すれば、アニマルガードの完成です。

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