製袋機とは
製袋機とは、包装に使用される各種素材の袋を製作する機械です。
用途に応じて各種タイプのものが製作されています。最近では、製袋は袋詰めと合わせて行われることも多いです。単独での機械は少なくなる傾向にはありますが、スーパーマーケットや農作物などの産地といったところでは、まだまだ出来合いの袋を使った包装も行われており需要が続いています。
製作される袋は、長方形の「角底」が主流です。レジ袋や百貨店でよく使用されている把手付きの紙袋などが良く知られています。把手付き紙袋の把手には、丸紐と平紐といった種別があり、製袋機にも使い分けられています。
製袋機の使用用途
製袋機は、専業メーカで使用されることが多く、完成品の納入先は多岐にわたっています。
製袋機に投入されるプラスチックフィルムの素材は、OPP (延伸ポリプロピレン) 、CPP (無延伸ポリプロピレン) 、PE (ポリエチレン) がよく知られています。
そのほか、NY (ナイロン) 、PET (ポリエチレンテレフタレート) 、AL (アルミ箔) 、アルミ蒸着フィルムなども使用されています。アルミ蒸着フィルムは、レトルト食品に使用されている素材です。
製袋機のその他情報
製袋機の種類
1.三方シール
二枚のフィルムを重ねて開口部を残して三方をシールした長方形の袋です。一番オーソドックスなタイプで、最近よく見かける自立できる「スタンドパック」などがこのタイプになります。チャック付きや袋の大きさなどで同一タイプでも製袋機が変わってくることがあります。
2.半折タイプ
三方シールと異なり、1枚のシールを折り返して2方をシールしたタイプです。底がシールされないため強く、比較的重量があるものや大容量のものに適しており、チャック付きが主流です。
3.センターシール
半折タイプと同様一枚のフィルムを使用しますが、このタイプは左右で折り込んでセンターでシールするものです。左右に膨らみもたせることが可能でコーヒー豆の包装などでよく見かけるタイプです。
4.溶断タイプ
1枚フィルムを使ってシールと溶断を続けて行うため三角形や台形といった特殊形状の袋も製作できるタイプです。
そのほか、最近多くなってきた注ぎ口のついた袋も追加することができるタイプなども製作されています。