EFOツールとは
EFOツールとは、Webサイト上のフォームへ入力をする際に実装される自動入力やアラートなどの機能で、ユーザーの入力作業を最適化するツールのことです。
名称は「入力フォームの最適化」を意味する英語「Entry Form Optimization」から名付けられています。EFOツールは、コンバージョン率を高められる優秀なツールです。フォームへの入力を補助する入力支援機能と訪問者数や離脱率などを解析できる分析機能、分析データをレポート出力できるレポート機能など、入力フォーム改善に役立つ基本機能が搭載されています。
EFOツールの使用用途
EFOツールは、エンゲージメント (自社と顧客との関係性) を向上させ、利益を最大化するために多くの企業に導入されています。導入した企業がどのように使用しているのかを以下にまとめます。
1. 入力作業の支援
EFOツールは、入力フォームで行うユーザーの作業を補助するために使用されています。入力支援機能には、入力項目を減らす機能や入力作業を補助する機能が実装されており、入力作業におけるユーザーのストレスを軽減して、Webサイトからの離脱を防止できます。入力支援機能には、さまざまな機能が実装済みです。フリガナ自動入力や半角から全角への自動変換、郵便番号から住所を自動入力、入力ミスに対するアラート機能などを利用できます。
2. 精度の高いデータ分析
EFOツールは、入力支援機能とデータ分析機能、レポート機能で精度の高いデータ分析ができます。入力支援機能では、以前の入力データから自動で入力候補を提案する自動補完機能などで入力間違いを防止できるため、間違いが少なく精度の高いデータを収集できます。
データ分析機能では、新規ユーザー・再訪問ユーザーごとの入力完了率、フォームの項目別離脱率などデータを項目別に細かく収集可能です。レポート機能では、2つの機能で収集したデータを、レポートとして出力できます。EFOツールで作成したレポートは、入力フォームが抱える課題を浮き彫りにします。レポートで発見した課題を解決することで、リピート率、コンバージョン率の高いWebページも作成可能です。
3. コストカット
EFOツールは、コスト削減にも役立ちます。EFOツールには、分析機能とともにレポート機能も搭載されています。そのため、データを分析する際に項目ごとにデータ抽出し、分析してレポートにまとめるという作業は必要ありません。レポート作成の半自動化で人が関わる工数は少なくなるため、作業ミスを減らすことができ、人員の削減も可能です。削減できた人的リソースは、人員不足の業務へ向けられます。