監視カメラシステムとは
監視カメラシステムとは、撮影した映像を記録媒体に保存するシステムです。
映像を撮影するカメラと、映像を保存する記録装置の2つで構成されています。これまではアナログタイプのテレビ用の合軸カメラが一般的でしたが、現在はLANケーブルが普及したことでネットワークカメラが主流になっています。カメラ自体がネットワークと接続しているため、従来よりも膨大な量のデータを扱えるようになりました。
ネットワークカメラは常に最新のセキュリティが使用されているため、不正アクセスによるデータの破損、消失も極めて少ない傾向にあります。
監視カメラシステムの使用用途
監視カメラシステムは様々なシーンで使用されています。以下はその一例です。
1. 防犯
一番多く使用されるのは防犯の用途です。オフィスや街中道路などに監視カメラを導入することにより、不法侵入や従業員の不正行為、重要情報流出といった犯罪行為を抑制する効果があります。工場やオフィス内でトラブルが発生した場合も、監視カメラシステムがあれば迅速に原因の究明、及び改善策を講じられます。再度似たようなトラブルが発生した際に参考にすることも可能です。
2. 勤怠管理
監視カメラシステムをオフィスに導入することで、勤務スタッフの出勤・退勤時間や残業時間について正確に把握できます。夜間の警備が必要な会社では、人手不足を解消するために監視カメラシステムを導入している会社がほとんどです。監視カメラと勤怠システムを連携させれば勤務スタッフの打刻漏れ、打刻間違いなどのミスも発生しにくくなるため、勤怠管理に人員を割かずに済みます。
3. 品質管理
工業製品であれば製品の製造段階で不良品が発生するのを未然に防いだり、食品工場では食品への異物混入が起こったりしていないかを監視します。作業者の動きや作業工程を把握し、より効率的な生産計画を立てるのにも役立てられます。管理者は改善点を見つけ、作業効率が落ちている原因の排除及び生産効率アップが可能です。