冷蔵平型ショーケース

冷蔵平型ショーケースとは

冷蔵平型ショーケースとは、スーパーマーケットなどで冷蔵食品などを販売するために設置してある、背が低くて上部から商品を取り出す形をした、冷蔵機能付きショーケースのことです。

スーパーマーケットやコンビニエンスストアの販売方法は、買い物客が欲しい商品を自分で手に取り、店が用意したカゴに入れるなどして、レジに持って行きます。そのため、販売する商品は、客が手に取りやすい形で陳列しておく必要があります。

その一方で冷蔵食品を陳列販売する際には、商品を常に適切な温度に冷蔵しておく必要があります。このように、買い物客が自分で手に取りやすい陳列方法と、冷蔵食品を安全に冷蔵保管する必要性の、両方のニーズを満たすショーケースが冷蔵平型ショーケースです。

冷蔵平型ショーケースには、開放型と、上部にガラス張りの扉が付いたタイプなどがあります。また、商品の見映えを良くするための照明が付いたものや、殺菌のためのUVライトが付いたもの等、様々なタイプがあります。

冷蔵平型ショーケースの使用用途

冷蔵平型ショーケースは、冷蔵商品の販売と、サラダバーのようにセルフサービスの食事を提供するために使用されています。

冷蔵平型ショーケースは、ビジネスユースで使用される機器です。スーパーマーケットの精肉売り場や魚売り場では、肉や魚などをトレイに乗せてラップで包装した形で、冷蔵平型ショーケースに陳列販売しています。また、スーパーマーケットとコンビニエンスストア共に、冷蔵食品や菓子類などを、冷蔵平型ショーケースを使って販売しています。

一方、レストランやホテルなどでは、冷蔵平型ショーケースを使って、サラダや料理をセルフサービスの形で提供しています。

いずれの場合でも、利用者の購買意欲や食欲を刺激して、商品を手に取ってもらうことが重要になります。それと同時に、食料品を扱う機器として、温度管理や衛生管理は欠かすことができません。冷蔵平型ショーケースはこの二面性を同時に満たす目的で、使用されています。