平凸レンズ

平凸レンズとは

平凸レンズとは、一方が平面で他方が凸面になっているレンズです。

凸面の曲率半径が平面の曲率半径よりも大きいため、光を集光する特性を持っています。また、光学的な特性として、平凸レンズの焦点距離は凸面側の曲率半径の2倍になります。また、像はレンズの焦点の後ろに結像し、その大きさは焦点距離と入射光の距離に依存します。

このレンズのメリットとしては、光を集光する性質があり、そのため拡大鏡や顕微鏡などに適していることが挙げられます。また、比較的簡単に製造できるため、コストが安く、広く普及しています。一方で、平凸レンズのデメリットとしては、色収差が生じることがあり、結果的に像が色付きになる可能性があります。また、歪曲収差があるため、像が歪んで見えることがあります。