差動走査熱量計

差動走査熱量計とは

差動走査熱量計とは、エネルギーの量である熱量を測定するための装置です。

一般的に、暖房や冷房などので使われるエネルギーの量を正確に測定するために利用されています。「差動」とは、2つの異なる測定値や条件の差を検出し、それに基づいてデータを取得することです。流れる流体の入口と出口での温度差や流量を計測し、その差分からエネルギーの量を算出します。これにより、システムが消費するエネルギーを正確に把握することができます。

主にビルや施設全体の暖房や冷房のエネルギー使用量を測定することで、効率向上やエネルギーの節約が可能となります。また、工場や製造施設では、生産プロセスにおけるエネルギー使用量を把握することで、設備の改善をすることができます。