温度制御バルブ

温度制御バルブとは

温度制御バルブとは、温度の異なる2つの物質の量を調整し温度を一定に保つしくみを持つ弁です。

温度調整弁 (略して温調弁) とも呼ばれ、電動式や空気圧式などのほか、動力を使用しない自動式のものもあります。いずれの場合にも、何らかの方法で温度の変化を感知し、流れ込む物質の量を制御することで温度を一定に保ちます。

2種類の物質のうち片方の量を調整することで温度を保つ二方弁型と、両方からの物質の比を調整し一定量を流す三方弁型があります。船舶エンジンや空調コンデンサの冷却水を最適かつ効率的に運用できる温度に維持し、異常な摩耗や潤滑油の劣化を防ぐためによく用いられています。