ウォルケム

ウォルケムとは

ウォルケムとは、株式会社イワキが開発した水処理コントローラの総称です。

水処理における水の純粋さを測る指標として、pH、ORP(酸化還元電位)、電気伝導率などが存在します。pHは溶液の酸性・アルカリ性を判断する指標であり、排水は生物や作物に悪影響を及ぼさない5.8~8.6の範囲にpHを調整する必要があります。ORPは水の酸化力・還元力の強さを表し、水中の酸素の過不足を示します。

似た指標のDOと違い、マイナスの値もとるため酸素不足を検知できる点で優れています。電気伝導率は物質中の電気の流れやすさを表し、不純物であるイオンが多いと高くなります。半導体製造など、超純水が必要になる際に重要となります。ウォルケムは、これら3つの指標を一台で計測・制御することができます。